本記事ではウィリアム・オニールが提唱した10倍成長株の発掘法について分かりやすく紹介します!
投資ってどうしたらいいんだ?全然わからない!
どんな企業を選べばいいの?
買うとき・売るときのルールってあるの?
投資初心者の方の悩みを解決するのがウィリアム・オニールの投資手法です!
オニールの著書で最強の投資法を学び強い投資家になりましょう!
ウィリアム・オニールは投資界のレジェンドの1人であり、100万部を超える『オニールの成長株発掘法』の著者を執筆しております。
私の投資人生の結晶です
投資を始めたい方にはぜひ読んでいただきたいですね
1000銘柄・125年間分研究し、”CAN- SLIM”という投資手法を作りあげています。
CANーSLIMとは
株を買うときのルールになります。
頭文字にそれぞれ意味があり、大まかに7つのルールから構成されています。
- C:EPS(1株当たりの利益)と売上高が上昇していること
- A:ROE(自己資本比率)が17%以上
- N:新製品や新高値など新たなポジティブ要素が現れる
- S:出来高を伴った株価上昇をしていること
- L:マーケットを引っ張っている銘柄を選ぶこと
- I:機関投資家(プロ)が保有していること
- M:株式市場の動向を確認すること
Zoom($ZM)を例にして見てみましょう!
C:EPS(1株当たりの利益)と売上高の上昇
2019〜2021年のEPS(1株当たりの利益)と売上高をグラフと表に示しています。
EPSと売上高が四半期ごとに上昇していることが分かりますね!
決算・業績を調べるだけなので、誰にでもできます。
まずはEPS(1株当たりの利益)と売上高が伸びている企業を探しましょう!
A:自己資本比率
Zoomの現在(※4月5日時点)の自己資本比率は28%です!
17%以上がラインですが、それよりも高い自己資本比率ですね。
高い自己資本比率=安定した会社経営
と覚えていただけたら問題はないです。
自己資本比率は会社経営の健全性を示す指標の一つですね。
N・S:新高値と出来高をともなう株価上昇
ベース:チャートでオレンジのラインで示しているところ
ピボットポイント:買いポイント(新高値を更新しているところ)
まず、6月から8月にベースを形成していますね。
ベースは一定の株価の中を変動して、あまり動きのない期間になります。
8月中旬に新高値を更新し、出来高を伴い株価が上昇して行っています!
チャートを見てもらったらわかるようにピボットポイントから数十%も株価が上昇しています。
L:マーケットを引っ張る銘柄
コロナ後に生活様式が変わり、オンラインでの活動が増えました。
コロナ禍でミーティングのアプリを提供していたZoomは瞬く間にヒットし、マーケットを牽引する存在になっていました。
「マーケットを引っ張る」というのは、同業界の中で業績がすごく成長している企業を指します。
時価総額の大きさなどは関係なく、ものすごい成長している企業ということですね。
I:機関投資家が保有している
機関投資家(プロ)は大量の資金を保有しています。
機関投資家が見向きもしない銘柄は株価が大きく動くことはありません。
Zoomはモルガン・スタンレーやヴァンガードなど、上位の保有率はほぼ機関投資家が占めています。
機関投資家が保有しているかどうかはYahoo!Financeで確認することができます。
M:株価の動向
企業が絶好調でサービスや商品が飛ぶように売れていたとしても、株式市場が弱気であれば株価が上昇することがありません。
弱気相場での上昇はほとんどの場合、たいした上昇を見せずに下落します。
株価の動向を確認するには下記の3つを確認すれば、強気か弱気か分かります!
- NYダウ
- ナスダック
- S&P500
NYダウ・ナスダック・S&P500を見れば米国市場全体の動向がわかるので、常にチェックすることが大切です。
ZMが新高値を更新した時には、3つの指数がどんどん上がっているタイミングで強気だったことが分かります。
企業+市場の条件が揃った時に株価の大きな上昇が起こるのです!
著者にはそれぞれのルールに対して、細かい内容を説明されており1ページ1ページに大切な情報が詰まっています!
詳細は著書を読んで確認いただきたいです。
売り・買いルール
- 損切り:買値から7〜8%下落したとき
- 利益確定:買値から20〜30%上昇したとき
このルールを守るだけで大きな損失を防ぎ、利益確定(売り)のタイミングを適切に行うことができます。
オニールはCANーSLIMで買う銘柄・時期を選び、上記のルールで運用することで勝てる確率を大幅に上げることができると言っています。
利益確定のルールも大事ですが、損切りについては必ずルールを作っておかなければなりません。
人間は悲観的な状況になった時、つまり損を抱えてしまった時に売ることができなくなるからです。
買値から7〜8%下落したときには自分の失敗を認め、学びとし次に繋げることが大切なのです。
自分が失敗したことを認められず、含み損を抱える投資家は非常に多いです。
まとめ
投資家では非常に有名な著書であり、投資を始めたい方は必ず読むべき本の1つだと思います!
内容はとても素晴らしく、オニールの長年の研究が全て詰まった最高の投資本です。
本記事で紹介できたのは、大枠の部分であり著書ではもっと深く投資について学ぶことができます。
何十冊もの投資本を読んできましたが、現時点ではNo.1と言えます。
『オニールの成長株発掘法』を読んで、投資家としてレベルアップしましょう!
コメント