三菱UFJフィナンシャルグループ(8306)

三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)投資分析

MEGABANK DIVIDEND STOCK REPORT · 2026.07.31

三菱UFJフィナンシャル・グループ 8306

4期連続最高益・6期連続増配を計画。企業の質は最上位級だが、利回り2.69%では高配当株の買い場ではない。

利回り 2.69%実績PER 16.75倍PBR 1.81倍DOE実績 4.57%
評価:A/80点。保有継続、新規購入は3,200円以下まで待つ。利益成長と増配力は強い一方、現在利回りは3年平均を0.96ポイント下回ります。

投資判断の要点

MUFGは国内最大級の顧客基盤に加え、モルガン・スタンレー、アジア金融事業を持つ国際分散型のメガバンクです。国内金利上昇も追い風となり、2027年3月期は純利益2.7兆円、4期連続最高益を目標としています。

一方、株価上昇により利回りは2.69%、PBRは1.81倍まで上昇。良い会社ですが、現在価格は高配当投資の買い場ではありません。

魅力:最高益更新、6期連続増配、18期非減配、国内外に分散した収益基盤。
最大の弱点:増配以上に株価が上昇し、利回りと割安度が大きく低下しています。
A80点

ランキング中位候補

企業力は上位ですが、現在利回り2.69%と割高感が総合点を押し下げます。

主要投資指標

株価
3,571円
2026年7月31日終値
予想配当利回り
2.69%
年間配当96円・基準3%未満
3年平均との差
▲0.96pt
3年平均 3.65%
バリュエーション
PER 16.75倍
PBR 1.81倍
配当継続性
増配6期予想
非減配18期予想
配当性向
40.1%
前期実績 40.3%
DOE・ROE
DOE 4.57%
ROE 11.34%
CET1比率
9.2%
含み益除き・目標を下回る
PERの見方:会社予想EPSは非開示。実績EPS213.17円によるPERは16.75倍、純利益目標2.7兆円からの概算PERは約15.7倍です。

株価上昇が増配ペースを上回る

決算期年間配当年間平均株価配当利回り
2024年3月期41円1,187.7円3.45%
2025年3月期64円1,703.8円3.75%
2026年3月期86円2,295.8円3.74%
3年平均3.65%
現在96円予想3,571円2.69%

利回り差 ▲0.96ポイント

配当は急増していますが、株価はさらに速いペースで上昇しました。現在利回りは3年平均を約1ポイント下回り、高配当株としては明確に割高寄りです。

判断:「増配しているから買い」ではなく、増配後の利回りが自分の基準を満たすかで判断します。

18期非減配、6期連続増配予定

1株配当の推移

2021年3月期~2027年3月期予想(円)

25
21/3
28
22/3
32
23/3
41
24/3
64
25/3
86
26/3
96
27/3予
連続増配6期予想
連続非減配18期予想
配当性向40%程度
自己株式機動的に取得
強さ:累進配当の明言はありませんが、2009年3月期以降一度も減配していない実績は非常に強力です。
還元余力:含み益除きCET1比率は9.2%。大型出資や株主還元で資本を使っており、自己株買いの拡大余地は以前より小さめです。

2026年3月期は過去最高益

指標2025年3月期2026年3月期増減
業務純益約1.59兆円約2.38兆円大幅増益
親会社株主純利益1兆8,629億円2兆4,272億円+30.3%
ROE9.3%11.3%+2.0pt
年間配当64円86円+34.4%

2027年3月期目標

親会社株主純利益 2兆7,000億円

達成すれば4期連続の過去最高益。国内金利上昇による利ざや改善、顧客部門、モルガン・スタンレー、海外手数料収益などが成長を支えます。

次の確認:2027年3月期1Q決算は2026年8月3日発表予定。今回は通期決算を基準に評価しています。

利益成長を支える6つの柱

国内金利上昇

貸出金利の上昇が預金金利を上回れば、預貸金利ざやが改善。

顧客部門

法人融資、資産運用、決済など顧客接点からの収益を拡大。

モルガン・スタンレー

投資銀行・資産運用事業の利益を取り込める独自の収益源。

手数料収益

国内外の資産運用、決済、M&Aなど非金利収益が成長。

政策保有株式売却

資本効率を改善しながら売却益を計上し、資本を再配分。

アジア金融事業

タイ、インドネシア、フィリピン、ベトナム、インドの成長を取り込む。

国際分散:利益構成は米国が約35%、アジアが約16%。国内銀行の枠を超えた収益基盤がMUFGの強みです。

重点リスク

景気・信用コスト

国内外の景気後退で貸倒れと与信費用が増加する可能性。

金利シナリオ

国内利上げの早期終了、海外利下げ、預金獲得競争が利ざやを圧迫。

モルガン・スタンレー

米国株式市場やM&A市場の悪化で持分法利益が減少。

アジア与信

個人・自動車ローンは景気悪化時に信用コストが増えやすい。

為替・債券

円高による海外利益の目減りと、金利上昇による債券評価損。

資本余力・割高感

CET1比率9.2%とPBR1.81倍。還元余力と株価水準の両方に注意。

総合評価レーダー

配当利回り
5/10
増配・非減配
29/30
財務・配当安全性
16/20
業績・事業の質
19/20
割安度
11/20
評価の核心:企業力・業績・増配実績は上位級。利回り2.69%と割安度が大きな減点です。

年間配当96円から逆算した買い水準

現在 2.69%3,571円新規買い見送り
3.0%3,200円検討開始
3.2%3,000円打診買い
3.3%2,909円追加検討
3.5%2,743円魅力的
平均 3.65%2,630円本命水準
4.0%2,400円かなり魅力
資金効率:100株に約35.7万円必要で、年間配当は9,600円。年間配当100万円を目指す高配当ポートフォリオでは、現在価格の資金効率は高くありません。

3,200円以下で検討開始、3,000円前後で打診、2,750円前後で魅力的、2,600円前後が本命水準です。

最終判断:優良メガバンクだが、今は待つ。

保有しているなら売却を急ぐ内容ではありません。一方、新規購入は現在の2.69%利回りでは見送り、8月3日の1Q決算を確認し、3,200円以下への調整を待つ判断が合います。

買い方3,200円以下で検討し、3,000円前後から少量。過去平均に近い2,600円台が本命。
継続確認国内利ざや、信用コスト、モルガン・スタンレー、CET1比率、自己株買い。
情報源・前提
本資料は2026年7月31日終値および提示された会社目標を基準とした情報整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。株価・業績・配当方針は変更される可能性があります。
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この記事を書いた人

26歳のメーカー勤務のサラリーマンです。
サイドFIREを目指して6000万の資産形成を目標にしています。
お金・投資の勉強をしており、資産を増やすための知識を蓄えながら、コツコツと
頑張っています!

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