安藤・間(1719)

安藤・間(1719)投資分析

CONSTRUCTION & DIVIDEND REPORT · 2026.08

安藤・間 1719

累進配当・利回り4.62%・ネットキャッシュ。高い財務健全性と割安なPERを備えた、長期保有候補の建設高配当株。

利回り 4.62%PER 12.85倍今期増配率 +5.0%非減配13期予想
評価:A/89点。現在値で打診買い、1,700円台前半から買い増し。配当性向59.4%と個別工事の損失に注意し、2026年8月5日の第1四半期決算を確認します。

投資判断の要点

安藤・間は、ダム・トンネル・発電所などの土木に強く、国土強靱化やインフラ更新の需要を取り込める総合建設会社です。

累進配当、13期連続非減配予想、ネットキャッシュという還元・財務面の強さが魅力。現在利回り4.62%、PER12.85倍なら長期保有候補として十分検討できます。

魅力:84円へ5.0%増配、自己資本比率約50.9%、DOE約6.8%、中計期間中の80円配当下限。
注意:今期予想配当性向59.4%。工事採算と東海村防潮堤の追加補修費を確認します。
A89点

ランキング上位候補

配当の継続性と財務安全性は上位級。利回りは過去3年平均をわずかに下回ります。

主要投資指標

株価
1,819円
直近確認値
予想配当利回り
4.62%
年間配当84円
3年平均との差
−0.25pt
3年平均 約4.87%
バリュエーション
PER 12.85倍
PBR 約1.37倍
今期増配率
+5.0%
80円 → 84円
配当継続性
増配4期予想
非減配13期予想
配当性向・DOE
約59.4%
前期42.2%・DOE約6.8%
財務安全性
自己資本 50.9%
現預金>有利子負債

現在利回りと3年平均の比較

決算期年度平均配当利回り
2024年3月期5.06%
2025年3月期5.12%
2026年3月期4.44%
3年平均4.87%
現在4.62%

利回り差 −0.25ポイント

現在も4.6%台と高水準ですが、過去3年平均と比べれば少し割高です。ただし、累進配当と連続非減配実績を考えれば、過去より低い利回りで評価されることには一定の合理性があります。

判断:現在値は打診買い可能。より安全余裕を求めるなら、利回り4.75%となる1,768円以下を待ちます。

配当推移と前年比の増配率

60
24/3
70
25/3
80
26/3
84
27/3予
決算期年間配当前年差前年比
2024年3月期60円
2025年3月期70円+10円+16.7%
2026年3月期80円+10円+14.3%
2027年3月期予想84円+4円+5.0%
実績:2014年3月期以降は減配がなく、2027年3月期予想で13期連続非減配・4期連続増配です。
中計の還元方針累進配当を継続
中計期間の下限1株80円以上
2029年3月期目標ROE 12%以上
配当余力:84円÷予想EPS141.51円=配当性向59.4%。財務余力はありますが、今後の増配には利益成長が重要です。

業績は本業横ばい、一時利益の反動に注意

2026年3月期実績

項目実績前期比
売上高4,396億円+3.4%
営業利益336億円−4.6%
経常利益333億円−2.3%
純利益297億円+12.5%
EPS189.68円+12.4%
特殊要因:純利益には政策保有株式の売却益約104億円を含みます。本業の伸びは表面上の純利益ほど強くありません。

2027年3月期会社予想

項目会社予想前期比
売上高4,900億円+11.5%
営業利益340億円+1.1%
経常利益336億円+1.0%
純利益222億円約−25.4%
EPS141.51円
年間配当84円+5.0%
読み方:純利益減は株式売却益の反動が主因。本業の営業・経常利益は微増予想で、単純な業績悪化とは異なります。

成長材料と事業の強み

国土強靱化

防災・減災、橋梁・トンネル更新などの公共投資が中長期需要を支えます。

土木の技術力

ダム、トンネル、発電所などに強く、建築より高い土木利益率が全社収益を下支え。

成長施設

再生可能エネルギー、データセンター、半導体工場、都市再開発が成長機会。

維持管理・LCS

建て替えだけでなく、既存建築物の長寿命化とライフサイクル支援を強化。

中計の利益成長

2029年3月期に売上高5,500億円、経常利益365億円を目標。

ネットキャッシュ

現預金が有利子負債を上回り、自己資本比率約51%。配当維持の体力があります。

重点リスク

個別工事損失

東海村の発電所防潮堤工事で補修費約62億円。追加費用の可能性があります。

工事採算

資材、人件費、外注費の上昇を受注価格へ転嫁できない場合、利益率が悪化。

利益成長の鈍さ

売上高11.5%増に対し営業利益は1.1%増。増収を利益へ転換できるかが課題。

工程遅延

大型工事の遅延や設計変更により、原価と引当金が増える可能性。

技術者不足

建設技術者の不足は人件費上昇と工期長期化につながります。

一時利益の剥落

政策保有株の売却益は継続的な本業利益ではなく、今期純利益の反動減要因。

総合評価レーダー

配当利回り
10/10
増配・非減配
28/30
財務安全性
19/20
安定性・成長性
16/20
株価・割安度
16/20
評価の核心:累進配当・非減配実績・ネットキャッシュが強力。配当性向と工事採算が満点を阻む要因です。

年間配当84円から逆算した買い水準

4.0%2,100円やや高値
4.5%1,867円検討圏
現在 4.62%1,819円打診買い
4.75%1,768円買いやすい
5.0%1,680円魅力的
5.25%1,600円強い買い場
分割購入案:1,800円前後で少量、1,750円以下で買い増し、利回り5%の1,680円前後では積極的に検討します。

最終判断:長期保有候補。現在値から分割購入。

利回り4.62%、累進配当、13期連続非減配予想、PER12.85倍、ネットキャッシュは魅力的です。一方、配当性向59.4%と工事損失リスクがあるため、一括購入より価格を分ける戦略が合います。

買い方1,800円前後で打診。1,700円台前半から増やし、1,680円前後は魅力的。
継続確認8月5日1Q、土木・建築採算、防潮堤の追加費用、受注残、配当性向。
情報源・前提
本資料は基準株価1,819円および提示された会社予想をもとにした情報整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。株価・業績・配当方針・決算日程は変更される可能性があります。
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この記事を書いた人

26歳のメーカー勤務のサラリーマンです。
サイドFIREを目指して6000万の資産形成を目標にしています。
お金・投資の勉強をしており、資産を増やすための知識を蓄えながら、コツコツと
頑張っています!

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