積水ハウス(1928)

積水ハウス(1928)投資分析

HOUSING & REAL ESTATE REPORT · 2026.08

積水ハウス 1928

15期連続増配予想・利回り4.32%・PER約10倍・配当下限145円。長期増配、割安性、高利回りがそろう優良高配当株。

利回り 4.32%年間配当 145円PER 約10.0倍増配15期予想
評価:Aランク/87点。現在値でも買い候補、理想は3,200円以下。配当の質は非常に高く、米国事業と買収後の財務を確認しながら分割購入する銘柄です。

投資判断の要点

積水ハウスは、戸建て・賃貸住宅、分譲マンション、リフォーム、不動産管理、海外住宅を展開する国内最大級の住宅メーカーです。

14期連続増配実績、今期15期目予想、145円の配当下限、配当性向43.1%という配当設計は非常に優秀。現在利回り4.32%は3年平均を0.50ポイント上回ります。

魅力:長期増配、配当下限、PER約10倍、PBR約1倍、ストック型収益の安定性。
注意:米国住宅事業の悪化と、M.D.C.買収後の有利子負債増加・自己資本比率低下です。
A87点

優良高配当株の上位候補

住宅株の景気循環性はありますが、配当継続性とバリュエーションが高評価です。

主要投資指標

株価
3,354円
2026年8月5日終値
予想配当利回り
4.32%
年間配当145円
3年平均との差
+0.50pt
3年平均 約3.82%
バリュエーション
PER 約10.0倍
PBR 約1.02倍
配当継続性
増配15期予想
非減配も15期予想
配当性向・DOE
43.1%
参考DOE 約4.6%
財務
自己資本42.7%
買収後に低下
予想EPS
336.30円
通期純利益2,180億円予想

現在利回りは3年平均を0.50ポイント上回る

決算期年間配当期末株価配当利回り
2024年1月期123円3,375円3.64%
2025年1月期135円3,668円3.68%
2026年1月期144円3,478円4.14%
3年平均3.82%
現在145円予想3,354円4.32%
4.32% − 3.82% = +0.50ポイント

現在は過去3年平均より明確に高利回りです。増配を考慮しても、株価水準は過去比較で割安寄りと判断できます。

買い水準:3,200円前後では利回りが約4.5%に達し、価格面の安全余裕がさらに強まります。

15期連続増配予想と145円の配当下限

123
24/1
135
25/1
144
26/1
145
27/1予
決算期年間配当前年差増配率
2024年1月期123円
2025年1月期135円+12円+9.8%
2026年1月期144円+9円+6.7%
2027年1月期予想145円+1円+0.7%
増配幅:1円まで縮小しましたが、連続増配を維持する予想です。
連続増配15期予想
配当下限年間145円
中期平均配当性向40%以上
参考DOE約4.6%
安全性:予想配当性向43.1%でユーザー基準の50%以下をクリア。利益が多少減少しても145円を維持する意思が強く、実質的に累進配当に近い設計です。

第1四半期は国内要因で大幅増益

指標1Q実績前年同期比通期計画
売上高9,089億円+1.7%4兆3,530億円
営業利益761億円+26.2%3,500億円
経常利益725億円+54.9%3,140億円
純利益585億円+75.2%2,180億円

進捗率と中身

営業利益進捗約21.7%
純利益進捗約26.8%
国際事業売上−14.4%
国際事業営業利益−42億円

大阪の大型マンション引き渡しが利益を押し上げました。一方、国際事業は減収・営業赤字であり、全面的な好調とはいえません。

判断:国内の一時的な引き渡し効果と、米国事業の弱さを分けて評価します。

通期は営業増益・最終減益予想

指標会社予想前期比
売上高4兆3,530億円+3.7%
営業利益3,500億円+2.5%
経常利益3,140億円−4.2%
純利益2,180億円−6.1%
EPS336.30円
重石:米国の販売インセンティブ、住宅ローン金利高止まり、M.D.C.買収関連負担。

2029年1月期・第7次中計目標

指標目標
売上高5兆260億円
営業利益4,500億円
純利益3,000億円
ROE12%台後半

米国事業が正常化すれば、今期EPS336円から中計最終年度に向けて利益成長が再加速する余地があります。

株主価値:2026年4月に発行済株式の1.76%、1,170万株を消却しています。

事業の強み

賃貸住宅管理

管理戸数の積み上げが継続収入を生み、新築戸建ての変動を和らげます。

リフォーム

既存住宅の改修需要を取り込み、住宅ストックの長期活用を収益化します。

不動産仲介

売買・賃貸の手数料収入が、開発・建築以外の収益源になります。

ブランド・施工力

高付加価値住宅でブランド力を持ち、価格競争に陥りにくい点が強みです。

長期増配

14期の実績と145円下限が、長期インカム投資の予見性を高めます。

米国の成長余地

短期的には不振でも、人口・世帯数増加を背景に中長期の住宅需要があります。

米国事業と買収後の財務が重点リスク

米国住宅金利

住宅ローン金利の高止まりが購入負担を重くし、販売速度を低下させます。

値引き・販売促進費

需要喚起のインセンティブ増加が、米国住宅の利益率を圧迫します。

在庫評価損

土地・住宅在庫の滞留や価格下落で、評価損が発生する可能性があります。

M.D.C.統合

統合コスト、シナジー未達、事業管理の複雑化が利益成長を遅らせる可能性。

円高

海外利益の円換算額を減少させ、売上・利益の見かけ上の成長を抑えます。

レバレッジ上昇

有利子負債は約1.85兆円、自己資本比率は以前の50%台から42.7%へ低下。

財務の変化:危機的な水準ではありませんが、「非常に強固な財務」から「海外成長のため一定のレバレッジを使う財務」へ変化しています。

総合評価レーダー

配当利回り
8/10
配当継続性
30/30
財務安全性
15/20
事業の質
16/20
割安度
18/20
評価の核心:増配実績と割安度は最上位クラス。米国事業の不振と買収後の財務負担が減点材料です。

年間配当145円から逆算した買い水準

4.00%3,625円打診可能
4.25%3,412円妥当
現在 4.32%3,354円買い候補
4.50%3,222円買いやすい
4.75%3,053円割安
5.00%2,900円強い買い場
分割購入案:現在値でも検討可能。3,200円前後で買い増し、3,050円前後なら積極度を上げます。

最終判断:優良高配当株として買い候補。理想は3,200円以下。

15期連続増配予想、145円の配当下限、配当性向43.1%、PER約10倍という組み合わせは強力です。米国事業の回復とM.D.C.統合を確認しながら長期保有する銘柄と評価します。

買い方現在値で打診可能。3,200円以下で買い増し、3,050円前後なら積極検討。
継続確認米国受注・利益率、販売インセンティブ、在庫評価、M.D.C.統合、有利子負債、自己資本比率。
情報源・前提
本資料は2026年8月5日終値3,354円と提示された会社予想をもとにした情報整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断では最新の決算、米国住宅市場、為替、財務状況をご確認ください。
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

26歳のメーカー勤務のサラリーマンです。
サイドFIREを目指して6000万の資産形成を目標にしています。
お金・投資の勉強をしており、資産を増やすための知識を蓄えながら、コツコツと
頑張っています!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次