DISCLOSURE & SHAREHOLDER RETURN REPORT · 2026.08
TAKARA & COMPANY 7921
利回り4.15%・DOE7.5%以上・自己資本比率76.2%・株主優待再開 。 法定開示・IR・英文開示・統合報告書など、 企業が継続的に必要とする開示業務を支える 高収益・高還元型のディスクロージャー企業。
投資判断の要点
TAKARA & COMPANYは、 上場企業の法定開示、 IR資料、 統合報告書、 英文開示などを支援する企業です。
現在は、 利回り4.15%、 DOE7.5%以上、 自己資本比率76.2%、 営業利益率14%台、 2年以上保有で3,000円相当の優待 と、高配当株としてかなり強い条件が揃っています。
高配当・高DOE・高財務を備える上位銘柄
企業品質と還元方針は非常に強い一方、 配当余力と株価水準を考えると 現在値では分割購入が適しています。
主要投資指標
株主優待|100株・2年以上で3,000円相当
プレミアム優待倶楽部
| 条件 | 内容 |
|---|---|
| 保有株数 | 100株以上 |
| 継続保有 | 2年以上 |
| 基準日 | 毎年11月末 |
| 優待 | 3,000ポイント |
| 利用先 | グルメ・雑貨・電子マネー等 |
| 繰越 | 条件を満たせば最大2回分 |
100株保有時の総合利回り
| 内容 | 年間金額 | 利回り |
|---|---|---|
| 配当 | 18,000円 | 4.15% |
| 優待 | 3,000円相当 | 約0.69% |
| 合計 | 21,000円相当 | 約4.84% |
配当|120円から180円へ50%増配
年間配当推移
| 決算期 | 年間配当 | 増減 |
|---|---|---|
| 2020年5月期 | 54円 | +4円 |
| 2021年5月期 | 54円 | 据え置き |
| 2022年5月期 | 58円 | +4円 |
| 2023年5月期 | 70円 | +12円 |
| 2024年5月期 | 80円 | +10円 |
| 2025年5月期 | 120円 | +40円 |
| 2026年5月期 | 120円 | 据え置き |
| 2027年5月期予想 | 180円 | +60円 |
DOE7.5%以上という強力な還元方針
旧方針から大幅強化
| 項目 | 旧方針 | 新方針 |
|---|---|---|
| 基本方針 | 安定配当 | フレキシブルな還元 |
| 配当性向 | 50%程度 | 50~100% |
| DOE | 設定なし | 7.5%以上 |
予想配当性向66.4%
新しい還元方針の範囲内ですが、 一般的な高配当株と比べると高めです。
現在利回り4.15%は3期平均を上回る
| 決算期 | 年間配当 | 配当利回り |
|---|---|---|
| 2024年5月期 | 80円 | 2.99% |
| 2025年5月期 | 120円 | 3.70% |
| 2026年5月期 | 120円 | 4.01% |
| 3期平均 | ― | 約3.57% |
| 現在 | 180円 | 4.15% |
現在利回りは、 過去3期平均を明確に上回っています。
2026年5月期|本業は過去最高水準
| 項目 | 実績 | 前期比 |
|---|---|---|
| 売上高 | 311.54億円 | +5.0% |
| 営業利益 | 44.20億円 | +9.2% |
| 経常利益 | 約45億円 | +8.1% |
| 純利益 | 33.82億円 | ▲17.0% |
| 営業利益率 | 14.2% | +0.6pt |
| ROE | 10.8% | ― |
2027年5月期|営業利益+10.9%、配当+50%
| 項目 | 2026年実績 | 2027年予想 | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 311.54億円 | 342億円 | +9.8% |
| 営業利益 | 44.20億円 | 49億円 | +10.9% |
| 純利益 | 33.82億円 | 35億円 | +3.5% |
| EPS | 約262円 | 271.16円 | 約+3% |
| 年間配当 | 120円 | 180円 | +50.0% |
主力は法令対応型ディスクロージャー
法定開示
有価証券報告書・決算短信など、上場企業に不可欠な開示書類を支援します。
株主総会
招集通知や電子提供制度への対応を支援します。
統合報告書
財務・非財務情報を統合した企業価値説明の需要を取り込みます。
英文開示
海外投資家向けの英文IR・法定開示需要が成長材料です。
IPO支援
上場申請書類など、高度な専門知識が必要な領域を支援します。
IR・Web
IRサイト、株主通信、動画、ブランディングまで領域を広げます。
高いシェアが参入障壁
制度変更そのものが成長需要
英文開示拡大
海外投資家向け情報開示の拡充が支援需要を生みます。
サステナビリティ
気候・人的資本・非財務情報の開示負担が増加しています。
電子化
株主総会資料の電子提供やWeb対応が新たな業務を生みます。
統合報告書
投資家との対話強化により作成企業が増えています。
個人株主増加
株主向けコミュニケーションの重要性が高まります。
M&A・IPO
資本市場イベントでは高度な開示支援需要が発生します。
通訳・翻訳事業
通訳需要
国際会議、 IR、 エンターテインメント、 多言語コンテンツなどの需要が拡大しています。
生成AIリスク
汎用的な翻訳では AIによる単価下落が起こる可能性があります。
中期経営計画2029
| 項目 | 2026年実績 | 2029年目標 |
|---|---|---|
| 売上高 | 311.5億円 | 500億円 |
| 営業利益 | 44.2億円 | 82億円 |
| ROE | 10.8% | 15.3% |
| DOE | 約4.9% | 7.5%以上 |
中計の成長ドライバー
Viz Lab × AI
開示業務の効率化・自動化を進め、顧客単価と継続率向上を狙います。
情報統合
財務・非財務情報を一つの基盤で扱えるサービスへ拡張します。
英文開示
グローバル投資家対応の強化を成長領域にします。
Web・動画
従来の印刷・制作からデジタルコミュニケーションへ広げます。
M&A
周辺事業を取り込み、事業規模とサービス領域を拡大します。
資本効率
DOEと高還元を通じて余剰資本を圧縮しROE向上を目指します。
財務は最上位級
PER16倍・PBR1.73倍
PER 15.99倍
目安の15倍を わずかに上回っています。
PBR 1.73倍
資産面で安い銘柄ではありません。
重点リスク
配当性向66%
利益成長が鈍れば、今後の増配余力は限定的です。
50~100%方針
高い還元水準を許容するため、配当余力の管理が重要です。
累進配当ではない
DOEは強力でも、配当額の絶対維持を保証する方針ではありません。
M&A
高値買収・のれん・統合失敗で利益率が低下する可能性があります。
IPO市場
IPO件数減少は新規上場支援需要へ影響します。
生成AI
翻訳・制作工程の一部で価格競争が強まる可能性があります。
情報セキュリティ
未公表決算情報などを扱うため、情報漏えいの影響は大きくなります。
制度対応
法令・開示制度変更への対応遅れは競争力低下につながります。
株価上昇
短期間で約56%上昇しており、期待剥落時の調整に注意が必要です。
総合評価レーダー
年間配当180円から逆算した買い水準
分割購入の考え方
① 4,300円台
利回り4.1%台。 長期優待の保有期間を始める意味もあり、 100株をいきなり全力ではなく 打診する水準です。
② 4,000円前後
利回り4.5%。 PERも約14.8倍まで下がるため、 配当利回りと株価評価のバランスが良くなります。
③ 3,600~3,800円
利回り4.7~5.0%。 180円配当の維持と業績に問題がなければ、 積極購入候補です。
最終判断:91点。4,300円台で打診、4,000円前後を本命に。
TAKARA & COMPANYは、
利回り4.15%、
3期平均との差+0.58ポイント、
年間180円配当、
DOE7.5%以上、
6期連続非減配予想、
自己資本比率76.2%、
ROE10.78%、
営業利益率14.2%、
法令対応型のディスクロージャー事業、
高い市場シェア、
英文・サステナビリティ開示需要、
100株・2年以上で3,000円相当の株主優待、
という非常に強い条件を持っています。
特に、
「高DOE・高配当・ネットキャッシュ・ストック性の高い事業」
を同時に持っている点は大きな魅力です。
一方で、
予想配当性向66.4%、
配当性向50~100%という方針、
累進配当ではないこと、
PER15.99倍、
PBR1.73倍、
M&A依存度の高い中期計画、
生成AIによる翻訳単価への影響、
という注意点があります。
したがって、
4,300円台で優待目的も含め25%程度を打診、
4,000円前後で買い増し、
3,800円前後で積極買い、
3,600円前後なら強い買い場
という判断が適しています。
ランキングでの位置づけ
TAKARA & COMPANYは、 「高配当・高DOE・優待・高財務・安定事業」 を組み合わせた 非常にバランスの良い銘柄です。
配当品質
DOE7.5%以上。 絶対水準では 今回の分析銘柄の中でも最上位級です。
企業品質
自己資本比率76.2%、 営業利益率14.2%。 安定事業と高財務を両立しています。
現在価格
PER約16倍、 PBR1.73倍。 大幅増配と優待再開をかなり織り込んでいます。
- 株価・PER・PBR:2026年8月31日終値基準
- 年間配当:2027年5月期会社予想180円
- 3期平均配当利回り:2024年5月期~2026年5月期の利回り単純平均
- 配当方針:配当性向50~100%、DOE7.5%以上
- 株主優待:100株以上・2年以上継続保有で3,000ポイント
- 最新実績:2026年5月期通期決算
- 中期目標:2029年5月期売上高500億円、営業利益82億円、ROE15.3%
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