TAKARA & COMPANY(7921)

TAKARA & COMPANY(7921)投資分析

DISCLOSURE & SHAREHOLDER RETURN REPORT · 2026.08

TAKARA & COMPANY 7921

利回り4.15%・DOE7.5%以上・自己資本比率76.2%・株主優待再開 。 法定開示・IR・英文開示・統合報告書など、 企業が継続的に必要とする開示業務を支える 高収益・高還元型のディスクロージャー企業

株価 4,335円 利回り 4.15% 年間配当 180円 DOE 7.5%以上 総合利回り 約4.84% 自己資本比率 76.2%
91点/100点・S−評価。ランキング上位候補だが、現在値では打診まで。 DOE7.5%以上、4%超の配当利回り、営業利益率14%台、 強固な財務、法令対応型のストック性、新設優待は非常に魅力的。 一方、配当性向66.4%・PER16倍・M&A依存の中計を考えると、 4,000円前後から本格的に買いたい銘柄です。
目次

投資判断の要点

TAKARA & COMPANYは、 上場企業の法定開示、 IR資料、 統合報告書、 英文開示などを支援する企業です。

現在は、 利回り4.15%、 DOE7.5%以上、 自己資本比率76.2%、 営業利益率14%台、 2年以上保有で3,000円相当の優待 と、高配当株としてかなり強い条件が揃っています。

強み: 法令対応型の安定需要、 高シェア、 高い営業利益率、 無借金に近い財務、 DOE7.5%、 優待再開、 英文・サステナビリティ開示の成長余地。
注意: 180円配当の予想配当性向は約66.4%。 さらにPER約16倍まで上昇しており、 還元強化をかなり織り込み始めています。
S− 91点

高配当・高DOE・高財務を備える上位銘柄

企業品質と還元方針は非常に強い一方、 配当余力と株価水準を考えると 現在値では分割購入が適しています。

主要投資指標

株価
4,335円
2026年8月31日終値
配当利回り
4.15%
年間180円
3期平均利回り
約3.57%
現在+0.58pt
予想PER
15.99倍
15倍をわずかに超える
PBR
1.73倍
プレミアムあり
予想配当性向
約66.4%
やや高い
ROE
10.78%
良好
自己資本比率
76.2%
非常に強い

株主優待|100株・2年以上で3,000円相当

プレミアム優待倶楽部

条件 内容
保有株数 100株以上
継続保有 2年以上
基準日 毎年11月末
優待 3,000ポイント
利用先 グルメ・雑貨・電子マネー等
繰越 条件を満たせば最大2回分

100株保有時の総合利回り

内容 年間金額 利回り
配当 18,000円 4.15%
優待 3,000円相当 約0.69%
合計 21,000円相当 約4.84%
100株を長期保有する場合、 配当+優待で約4.84% の総合利回りになります。
新規購入直後に優待は受け取れません。 毎年5月末・11月末の株主名簿に 同一株主番号で 連続5回以上 記載される必要があります。
全株売却や貸株サービスの利用状況によって 株主番号が変わると、 継続保有期間が途切れる可能性 があります。 長期優待を狙う場合は注意が必要です。

配当|120円から180円へ50%増配

年間配当推移

54
20/5
54
21/5
58
22/5
70
23/5
80
24/5
120
25/5
120
26/5
180
27/5予
決算期 年間配当 増減
2020年5月期 54円 +4円
2021年5月期 54円 据え置き
2022年5月期 58円 +4円
2023年5月期 70円 +12円
2024年5月期 80円 +10円
2025年5月期 120円 +40円
2026年5月期 120円 据え置き
2027年5月期予想 180円 +60円
2025年5月期の120円には 特別配当30円が含まれていました。 しかし2026年5月期は、 普通配当だけで120円を維持 しています。
2021年5月期以降は減配がなく、 今期予想を含めて 6期連続非減配 です。

DOE7.5%以上という強力な還元方針

年間配当 180円
配当性向方針 50~100%
DOE 7.5%以上
今期DOE 約7.6%

旧方針から大幅強化

項目 旧方針 新方針
基本方針 安定配当 フレキシブルな還元
配当性向 50%程度 50~100%
DOE 設定なし 7.5%以上

予想配当性向66.4%

180円 ÷ 271.16円 = 約66.4%

新しい還元方針の範囲内ですが、 一般的な高配当株と比べると高めです。

DOEが非常に高いため、 配当安定性は高まりましたが、 利益成長なしに毎年大幅増配できるわけではありません。
累進配当ではありません。 DOE7.5%以上は強力ですが、 会社は配当額の絶対的な維持・増加を保証しているわけではありません。

現在利回り4.15%は3期平均を上回る

決算期 年間配当 配当利回り
2024年5月期 80円 2.99%
2025年5月期 120円 3.70%
2026年5月期 120円 4.01%
3期平均 約3.57%
現在 180円 4.15%
4.15% − 3.57% = +0.58ポイント

現在利回りは、 過去3期平均を明確に上回っています。

株価が大きく上昇した後でも、 180円への大幅増配によって4%超の利回りが残っている 点は評価できます。
ただし前期配当120円で計算すると、 現在利回りは約2.77% です。 現在の高利回りは、 新DOE方針と180円配当の維持を前提としています。

2026年5月期|本業は過去最高水準

項目 実績 前期比
売上高 311.54億円 +5.0%
営業利益 44.20億円 +9.2%
経常利益 約45億円 +8.1%
純利益 33.82億円 ▲17.0%
営業利益率 14.2% +0.6pt
ROE 10.8%
純利益は減少していますが、 前期の固定資産売却益約18億円の反動が主因です。 本業を見るなら営業利益+9.2%と営業利益率14.2%を重視 するのが適切です。

2027年5月期|営業利益+10.9%、配当+50%

項目 2026年実績 2027年予想 前期比
売上高 311.54億円 342億円 +9.8%
営業利益 44.20億円 49億円 +10.9%
純利益 33.82億円 35億円 +3.5%
EPS 約262円 271.16円 約+3%
年間配当 120円 180円 +50.0%
純利益+3.5%に対し、 年間配当は+50%。 今回の増配の大部分は利益成長ではなくDOE導入による資本政策変更 です。
2027年5月期1Qはまだ未発表。 最初の重要な確認ポイントは、 今期1Qで180円配当を支える利益進捗を確認できるか です。

主力は法令対応型ディスクロージャー

法定開示

有価証券報告書・決算短信など、上場企業に不可欠な開示書類を支援します。

株主総会

招集通知や電子提供制度への対応を支援します。

統合報告書

財務・非財務情報を統合した企業価値説明の需要を取り込みます。

英文開示

海外投資家向けの英文IR・法定開示需要が成長材料です。

IPO支援

上場申請書類など、高度な専門知識が必要な領域を支援します。

IR・Web

IRサイト、株主通信、動画、ブランディングまで領域を広げます。

開示業務の多くは法令・制度対応のため、 景気が悪くても需要が完全にはなくなりにくい 点が大きな強みです。

高いシェアが参入障壁

関東圏法定書類
約52%
会社説明資料ベース
IPO関連受注
約51.5%
高シェア
統合報告書
約18.5%
成長領域
Viz Lab上位機種
約1,843社
導入基盤
上場企業との長期取引、 専門人材、 情報セキュリティ、 制度対応ノウハウが必要なため、 単純な価格競争だけでは参入しにくいビジネス です。

制度変更そのものが成長需要

英文開示拡大

海外投資家向け情報開示の拡充が支援需要を生みます。

サステナビリティ

気候・人的資本・非財務情報の開示負担が増加しています。

電子化

株主総会資料の電子提供やWeb対応が新たな業務を生みます。

統合報告書

投資家との対話強化により作成企業が増えています。

個人株主増加

株主向けコミュニケーションの重要性が高まります。

M&A・IPO

資本市場イベントでは高度な開示支援需要が発生します。

通訳・翻訳事業

売上高
約83億円
2026年5月期
営業利益
約4.7億円
黒字
営業利益率
約5.6%
主力より低い

通訳需要

国際会議、 IR、 エンターテインメント、 多言語コンテンツなどの需要が拡大しています。

生成AIリスク

汎用的な翻訳では AIによる単価下落が起こる可能性があります。

一方で、 決算・法務・医薬・国際会議など、 誤訳コストが高く専門知識を要する領域では 人間による確認・品質保証の価値が残りやすい と考えられます。

中期経営計画2029

項目 2026年実績 2029年目標
売上高 311.5億円 500億円
営業利益 44.2億円 82億円
ROE 10.8% 15.3%
DOE 約4.9% 7.5%以上
2026年実績から2029年目標まで、 売上高は約60%増、 営業利益は約86%増 を目指す意欲的な計画です。
既存事業の自然成長だけで達成するのは難しく、 M&Aが重要な前提 になります。 買収価格・のれん・PMIの成否は重要な確認項目です。

中計の成長ドライバー

Viz Lab × AI

開示業務の効率化・自動化を進め、顧客単価と継続率向上を狙います。

情報統合

財務・非財務情報を一つの基盤で扱えるサービスへ拡張します。

英文開示

グローバル投資家対応の強化を成長領域にします。

Web・動画

従来の印刷・制作からデジタルコミュニケーションへ広げます。

M&A

周辺事業を取り込み、事業規模とサービス領域を拡大します。

資本効率

DOEと高還元を通じて余剰資本を圧縮しROE向上を目指します。

財務は最上位級

自己資本比率
76.2%
非常に強い
ROE
10.78%
良好
営業利益率
14.2%
高収益
財務状態
ネットキャッシュ
余剰資本あり
高いDOEを導入できる背景には、 法令対応型の安定収益と強固なバランスシート があります。
ただし今後は、 高配当+優待+M&A を同時に進めます。 営業キャッシュフローで これらを無理なく賄えているかの確認が重要です。

PER16倍・PBR1.73倍

PER 15.99倍

目安の15倍を わずかに上回っています。

株価4,000円なら 予想PERは約14.8倍まで低下します。 4,000円前後から利益倍率でも買いやすくなる 水準です。

PBR 1.73倍

資産面で安い銘柄ではありません。

一方、 自己資本比率76%・ROE10%超・営業利益率14%・DOE7.5% を考えると、 一定のプレミアムは合理的です。
株価は6月安値2,783円から 4,335円まで約56%上昇。 DOE導入と優待再開はすでにかなり評価されています。

重点リスク

配当性向66%

利益成長が鈍れば、今後の増配余力は限定的です。

50~100%方針

高い還元水準を許容するため、配当余力の管理が重要です。

累進配当ではない

DOEは強力でも、配当額の絶対維持を保証する方針ではありません。

M&A

高値買収・のれん・統合失敗で利益率が低下する可能性があります。

IPO市場

IPO件数減少は新規上場支援需要へ影響します。

生成AI

翻訳・制作工程の一部で価格競争が強まる可能性があります。

情報セキュリティ

未公表決算情報などを扱うため、情報漏えいの影響は大きくなります。

制度対応

法令・開示制度変更への対応遅れは競争力低下につながります。

株価上昇

短期間で約56%上昇しており、期待剥落時の調整に注意が必要です。

最大の確認ポイント: DOE7.5%という非常に高い還元を維持しながら、 利益成長・M&A・キャッシュフローを同時に成立させられるか です。

総合評価レーダー

配当利回り
10/10
増配・非減配
28/30
財務健全性
20/20
業績・成長性
19/20
割安度
14/20

年間配当180円から逆算した買い水準

4.00% 4,500円 急がない
現在 4.15% 4,335円 打診買い
4.25% 4,235円 打診買い
4.50% 4,000円 買いやすい
4.75% 3,790円 積極買い
5.00% 3,600円 強い買い場
5.50% 3,275円 暴落時好機
購入イメージ: 4,300円台では予定投資額の25%程度を打診。 4,000円前後なら買いやすい。 3,800円前後で積極買い。 3,600円前後なら 業績悪化がなければ強い買い場です。

分割購入の考え方

① 4,300円台

利回り4.1%台。 長期優待の保有期間を始める意味もあり、 100株をいきなり全力ではなく 打診する水準です。

② 4,000円前後

利回り4.5%。 PERも約14.8倍まで下がるため、 配当利回りと株価評価のバランスが良くなります。

③ 3,600~3,800円

利回り4.7~5.0%。 180円配当の維持と業績に問題がなければ、 積極購入候補です。

最終判断:91点。4,300円台で打診、4,000円前後を本命に。

TAKARA & COMPANYは、 利回り4.15%、 3期平均との差+0.58ポイント、 年間180円配当、 DOE7.5%以上、 6期連続非減配予想、 自己資本比率76.2%、 ROE10.78%、 営業利益率14.2%、 法令対応型のディスクロージャー事業、 高い市場シェア、 英文・サステナビリティ開示需要、 100株・2年以上で3,000円相当の株主優待、 という非常に強い条件を持っています。

特に、 「高DOE・高配当・ネットキャッシュ・ストック性の高い事業」 を同時に持っている点は大きな魅力です。

一方で、 予想配当性向66.4%、 配当性向50~100%という方針、 累進配当ではないこと、 PER15.99倍、 PBR1.73倍、 M&A依存度の高い中期計画、 生成AIによる翻訳単価への影響、 という注意点があります。

したがって、 4,300円台で優待目的も含め25%程度を打診、 4,000円前後で買い増し、 3,800円前後で積極買い、 3,600円前後なら強い買い場 という判断が適しています。

買い方 4,300円台で25%程度打診。 4,000円前後で追加。 3,800円前後で積極購入。 3,600円前後なら強い買い場。
継続確認 180円配当、 DOE7.5%、 配当性向、 営業利益、 営業CF、 M&A、 ROE、 優待継続条件、 AI活用。

ランキングでの位置づけ

TAKARA & COMPANYは、 「高配当・高DOE・優待・高財務・安定事業」 を組み合わせた 非常にバランスの良い銘柄です。

配当品質

DOE7.5%以上。 絶対水準では 今回の分析銘柄の中でも最上位級です。

企業品質

自己資本比率76.2%、 営業利益率14.2%。 安定事業と高財務を両立しています。

現在価格

PER約16倍、 PBR1.73倍。 大幅増配と優待再開をかなり織り込んでいます。

総合91点・S−評価。 高配当ランキングの上位グループに置ける一方、 低配当性向で自然増配を続ける銘柄より配当余力は小さい という位置づけです。
情報源・前提
  • 株価・PER・PBR:2026年8月31日終値基準
  • 年間配当:2027年5月期会社予想180円
  • 3期平均配当利回り:2024年5月期~2026年5月期の利回り単純平均
  • 配当方針:配当性向50~100%、DOE7.5%以上
  • 株主優待:100株以上・2年以上継続保有で3,000ポイント
  • 最新実績:2026年5月期通期決算
  • 中期目標:2029年5月期売上高500億円、営業利益82億円、ROE15.3%

Yahoo!ファイナンス 株価・指標 IRBANK 配当履歴 配当方針変更・DOE7.5%以上 株主優待制度の詳細 TAKARA & COMPANY 公式IR 中期経営計画2029

本資料は2026年8月31日時点の 株価・会社予想・配当予想・株主優待制度等を基に整理しています。 将来の業績・配当・株価上昇、 DOE7.5%以上の維持、 株主優待制度の継続を保証するものではありません。 特に年間180円配当、 配当性向、 営業利益、 営業キャッシュフロー、 M&A、 のれん、 生成AI、 IPO市場、 開示制度変更、 情報セキュリティ、 株主優待の継続保有条件については 最新の決算・IR資料をご確認ください。
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この記事を書いた人

26歳のメーカー勤務のサラリーマンです。
サイドFIREを目指して6000万の資産形成を目標にしています。
お金・投資の勉強をしており、資産を増やすための知識を蓄えながら、コツコツと
頑張っています!

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