CONSTRUCTION DX & ICT SERVICE REPORT · 2026.08
シーティーエス 4345
15期連続増配予想・累進配当・利回り3.58%・ROE18.8%・営業利益率26%超 。 建設現場向けICT・測量機器・クラウドサービスを組み合わせ、 高いストック性と利益率を実現する 建設DX成長企業。
投資判断の要点
シーティーエスは、 建設現場向けに クラウド・通信・カメラ・測量機器・ICT建機関連サービスを提供する 建設DX企業です。
最大の魅力は、 15期連続増配予想、 累進配当、 営業利益率26.4%、 ROE18.8%、 自己資本比率77.8% という非常に高い企業品質です。
高収益・連続増配・建設DX
高配当株というより、 利益成長と増配を同時に狙う 高品質な建設DX銘柄として評価したい企業です。
主要投資指標
何をしている会社か
DDS事業
建設現場向けに、 クラウド・通信・ネットワークカメラ・ 気象安全管理・モバイル端末などを パッケージで提供します。
SMS事業
測量機器、 ICT建機関連システムなどの レンタル・販売を行います。
クラウド
現場データをオンラインで共有し、遠隔管理を支援します。
ネットワークカメラ
現場確認・安全管理・進捗確認を遠隔化します。
測量・ICT建機
建設現場の省人化・生産性向上を支援します。
2026年3月期|営業利益率26.4%
| 項目 | 実績 | 前期比 |
|---|---|---|
| 売上高 | 127.47億円 | +7.8% |
| 営業利益 | 33.69億円 | +9.5% |
| 経常利益 | 37.34億円 | +18.1% |
| 純利益 | 26.86億円 | +22.7% |
| EPS | 65.06円 | 増加 |
利益率は非常に高い
一般的なレンタル・建設関連企業と比べても、 かなり高い営業利益率です。
2027年3月期1Q|増収増益だが成長は鈍化
| 項目 | 1Q実績 | 前年同期比 | 通期計画 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 29.62億円 | +1.1% | 135.0億円 |
| 営業利益 | 6.82億円 | +1.0% | 35.3億円 |
| 経常利益 | 8.53億円 | +2.5% | 38.9億円 |
| 純利益 | 5.99億円 | +1.8% | 27.2億円 |
計画未達を心配する内容ではない
上期経常利益計画に対する進捗率は 47.9%。
過去5年平均46.1%を やや上回っています。
DDS事業
売上高17.74億円、 前年同期比 +4.9%。 成長領域は引き続き伸びています。
SMS事業
売上高8.54億円、 前年同期比 ▲6.1%。 ICT建機システムなどの販売減少が影響しました。
2027年3月期|本業は4~5%成長予想
| 項目 | 会社予想 | 前期比 |
|---|---|---|
| 売上高 | 135.0億円 | +5.9% |
| 営業利益 | 35.3億円 | +4.8% |
| 経常利益 | 38.9億円 | +4.2% |
| 純利益 | 27.2億円 | +1.2% |
| EPS | 66.07円 | +1.6% |
| 年間配当 | 30円 | +1円 |
15期連続増配予想+累進配当
年間配当推移
| 決算期 | 年間配当 | 増配率 |
|---|---|---|
| 2021年3月期 | 14円 | ― |
| 2022年3月期 | 18円 | +28.6% |
| 2023年3月期 | 22円 | +22.2% |
| 2024年3月期 | 22.5円 | +2.3% |
| 2025年3月期 | 25円 | +11.1% |
| 2026年3月期 | 29円 | +16.0% |
| 2027年3月期予想 | 30円 | +3.4% |
累進配当の評価
原則として減配しない
2024年3月期から、 前期の普通配当を維持または増配する 累進配当を導入しています。
配当余力
配当性向は50%未満です。
現在利回り3.58%は3年平均を上回る
| 決算期 | 配当利回り |
|---|---|
| 2024年3月期 | 2.82% |
| 2025年3月期 | 3.24% |
| 2026年3月期 | 3.22% |
| 3年平均 | 約3.09% |
| 現在 | 3.58% |
現在利回りは 過去3年平均を明確に上回っています。
ROE18.8%+自己資本比率77.8%
最大5億円の自社株買い
2029年3月期|営業利益44億円を目標
| 項目 | 2026年3月期実績 | 2029年3月期目標 | 増加率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 127.5億円 | 160億円 | +25% |
| 営業利益 | 33.7億円 | 44億円 | +30% |
| DDS売上高 | 約75億円 | 106億円 | +41% |
| SAP売上高 | 約28億円 | 55億円 | +96% |
| 営業利益率 | 26.4% | 25%超 | 高水準維持 |
| ROE | 18.8% | 20%超 | 向上 |
建設DXの追い風
人手不足
建設現場の省人化・遠隔化ニーズが高まっています。
時間外労働規制
現場管理業務の効率化がより重要になります。
遠隔管理
カメラ・クラウドによって現地訪問を削減できます。
ICT施工
測量・建機・施工データのデジタル化が進みます。
情報共有
現場・本社・協力会社のデータ連携需要があります。
安全管理
気象・映像・各種センサー活用による安全管理を支援します。
重点リスク
SAP計画
2029年3月期までに SAP売上高をほぼ2倍にする 強気な計画です。
建設投資
公共工事・民間建設投資が減少すると レンタル需要へ影響します。
人件費
営業・デジタル人材への投資が増え、 増収効果を一部吸収する可能性があります。
SMS減収
最新1QではSMS売上が6.1%減少。 DDS成長で補えるか確認が必要です。
投資有価証券
株価変動や出資先業績の影響が 従来より大きくなる可能性があります。
PBR2.10倍
資産価値だけで見れば割安ではなく、 高ROE維持が前提となる評価です。
成長鈍化
1Qは営業利益+1%。 今後成長率が回復するか確認が必要です。
中計未達
前中計で一部目標未達があり、 新計画も達成前提で評価しすぎるべきではありません。
株価変動
高ROE・成長期待が剥落すると PBR調整が起きる可能性があります。
総合評価レーダー
年間配当30円から逆算した買い水準
次回決算で確認したいこと
SAP成長率
中計達成のためには、 SAP売上の再加速が最重要です。
DDS成長
DDS+4.9%が さらに伸びるか確認します。
営業利益率
人件費増加後も 25%超を維持できるかが重要です。
最終判断:Aランク92点。839円なら100株の打診買い可能。
シーティーエスは、
利回り3.58%、
3年平均との差+0.49ポイント、
15期連続増配予想、
累進配当、
配当性向約45.4%、
PER12.71倍、
ROE18.8%、
自己資本比率77.8%、
営業利益率26.4%、
最大5億円の自社株買い、
2029年3月期営業利益44億円目標、
という非常に強い条件を持っています。
特に評価したいのは、
「高自己資本比率+高ROE+高営業利益率+累進配当」
という組み合わせです。
借入レバレッジに頼らず
高い利益率を維持し、
そこから配当を積み上げてきた点は
高く評価できます。
一方で、
最新1Qは営業利益+1.0%、
SMS売上▲6.1%、
SAP売上倍増という強気中計、
PBR2.10倍、
投資有価証券増加、
という注意点があります。
したがって、
840円前後で打診買い、
800円以下で追加、
750円前後で積極買い、
700円台前半なら強い買い場
という判断が適しています。
ランキングでの位置づけ
シーティーエスは、 「高収益・建設DX・連続増配・強財務」 を組み合わせた、 非常に質の高い増配株です。
配当品質
15期連続増配予想+累進配当。 配当継続性は最上位級です。
企業品質
ROE18.8%、 自己資本比率77.8%、 営業利益率26.4%。 非常に高水準です。
現在の買いやすさ
利回り3.58%で 3年平均を0.49ポイント上回ります。 現在値から打診可能です。
- 株価・PER・PBR:2026年8月25日終値基準
- 年間配当:2027年3月期会社予想30円
- 連続増配:2027年3月期予想達成で15期連続
- 配当政策:持続的な利益成長に応じた累進配当
- 最新業績:2027年3月期第1四半期決算
- 中期目標:2029年3月期売上高160億円、営業利益44億円、SAP売上高55億円
- 自社株買い:上限50万株・5億円、2026年5月1日~12月25日
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