PRECISION COMPONENTS REPORT · REVALUATION 2026.09
鈴木 6785
DOE4%または配当性向50%目安・自己資本比率66.4%・ROE12.75%・前期純利益+35.8%。企業品質はかなり高水準ですが、9月4日に株価が急伸し利回りは3.51%へ低下。配当株としては依然魅力的でも、今は少し価格調整を待ちたい局面です。
投資判断の要点
鈴木は、精密金型を起点に、プレス・めっき・樹脂成形・組立までを一貫生産する精密部品メーカーです。スマートフォン、電子部品、自動車電装、半導体関連、医療器具まで展開し、収益源の幅が広い点が強みです。
企業品質はS級、価格だけ待ちたい。
還元・財務・業績は上位。高配当投資では急騰後を追わず、入口利回りを改善したい局面です。
主要投資指標
増配基調が続く配当推移
| 決算期 | 年間配当 | コメント |
|---|---|---|
| 2024/6 | 75円 | 増配 |
| 2025/6 | 85円 | 増配 |
| 2026/6 | 105円 | 増配 |
| 2027/6予 | 112円 | 増配予想 |
DOE4%または配当性向50%目安
株主還元方針が明確で、利益成長を配当へつなげやすい企業です。DOEと配当性向の両方を目安にするため、業績変動があっても配当が大きく崩れにくいのが魅力です。
利回り3.51%|魅力はあるが急騰後
| 区分 | 数値 | コメント |
|---|---|---|
| 現在利回り | 3.51% | 9月4日終値ベース |
| 3期平均利回り | 約3.40% | 過去平均 |
| 平均との差 | +0.11pt | 極端な割高ではない |
2026年6月期|大幅増収増益
| 項目 | 実績 | 前期比 |
|---|---|---|
| 売上高 | 404.45億円 | +21.4% |
| 営業利益 | 55.59億円 | +29.5% |
| 経常利益 | 58.28億円 | +38.6% |
| 純利益 | 37.49億円 | +35.8% |
| EPS | 261.13円 | +35.7% |
| 年間配当 | 105円 | +20円 |
2027年6月期|最高益更新予想
| 項目 | 会社予想 | 前期比 |
|---|---|---|
| 売上高 | 431.50億円 | +6.7% |
| 営業利益 | 60.30億円 | +8.5% |
| 経常利益 | 60.70億円 | +4.2% |
| 純利益 | 39.80億円 | +6.2% |
| EPS | 277.17円 | +6.1% |
| 年間配当 | 112円 | +6.7% |
精密金型から一貫生産まで対応
スマホ向け部品
高精度・狭ピッチのコネクター部品を供給し、小型化ニーズに対応します。
自動車電装
EV・HV・ADAS拡大で車載コネクター需要の取り込みが期待できます。
半導体関連
電子部品に加え、半導体関連装置・専用機も展開しています。
医療器具
景気感応度の低い分野も育成し、収益源の分散を進めています。
精密金型
金型設計が技術の原点で、高付加価値製品の源泉になっています。
一貫生産
金型設計→プレス→めっき→成形→組立まで自社で対応できる点が競争力です。
設備投資と配当を両立できる財務
重点リスク
スマホ需要
スマートフォン関連部品の比率が高く、市況変動の影響を受けます。
半導体サイクル
電子部品・設備投資は景気循環の影響を受けやすいです。
特定顧客
主要顧客や特定モデルの生産動向で業績が振れる可能性があります。
利益率低下
4~6月期単独の営業利益率は前年同期比で低下しており、継続確認が必要です。
為替・海外生産
円高やサプライチェーンの変化が利益を押し下げる可能性があります。
設備投資負担
成長投資に伴う減価償却費の増加には注意が必要です。
100点評価
| 評価項目 | 得点 | 主な理由 |
|---|---|---|
| 配当利回り | 8/10 | 3.51%で依然魅力、ただし急騰後 |
| 増配・非減配 | 29/30 | 5期連続増配予想・DOE方針 |
| 財務健全性 | 19/20 | 自己資本比率66.4%・FCFプラス |
| 業績・成長性 | 19/20 | 前期純利益+35.8%・今期も増益予想 |
| 割安度 | 18/20 | PER約11.5倍・ROE12.75% |
| 合計 | 93/100 | A評価・企業品質は高いが、買いは押し目待ち |
年間112円配当から逆算した買い水準
最終判断:93点・A評価。企業品質は高いが、今は押し目待ち。
DOE4%または配当性向50%目安、自己資本比率66.4%、ROE12.75%、前期純利益+35.8%、今期も増益増配予想と、企業の中身はかなり良好です。一方で、直近急騰後の3,195円では利回り妙味がやや低下。高配当株としては、3,000円前後で打診、2,800円以下で本格検討という判断です。
- 株価:2026年9月4日終値3,195円
- 年間配当予想:2027年6月期112円
- 現在利回り:3.51%、3期平均利回り:約3.40%
- 株主還元:DOE4.0%または配当性向50%を目安
- 最新実績:2026年6月期決算
- 財務:自己資本比率66.4%、ROE12.75%、営業CF69.09億円、フリーCF34.65億円



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