鈴木(6785)

鈴木(6785)投資分析

PRECISION COMPONENTS & MOLD REPORT · 2026.08

鈴木 6785

利回り3.88%・PER10.42倍・DOE4%または配当性向50%目安・5期連続増配予想 。 精密金型を起点に、 電子部品・自動車電装・半導体関連・医療機器まで展開する 高収益な精密部品メーカー

株価 2,888円 利回り 3.88% 年間配当 112円 5期連続増配予想 ROE 12.75% 自己資本比率 66.4%
Aランク/93点。現在値から打診購入可能。 PER10倍台、配当性向40%台、DOE4%または配当性向50%目安、 ROE12%台、自己資本比率66%とバランスは非常に良好。 2,800円で利回り4%、2,650円前後なら積極購入候補です。
目次

投資判断の要点

鈴木は、 精密金型技術を基盤に、 電子部品・自動車電装・半導体関連装置・医療器具まで展開する 長野県の精密部品メーカーです。

今回の高配当基準では、 利回り3.88%、 PER10.42倍、 配当性向約40%、 DOE実績5.12%、 ROE12.75% という非常にバランスの良い数字です。

強み: 5期連続増配予想、 DOE4%または配当性向50%目安、 自己資本比率66.4%、 過去最高益更新予想、 高い営業利益率。
注意: スマートフォン・半導体関連の市況変動、 特定顧客・モデル依存、 4~6月期の営業利益率低下には注意が必要です。
A 93点

配当・成長・財務・割安度が高水準

突出した一項目だけでなく、 ほぼすべての項目で弱点が少ないタイプ。 現在値でも買い候補にできます。

主要投資指標

株価
2,888円
2026年8月21日終値
配当利回り
3.88%
年間112円
3年平均利回り
3.77%
現在+0.11pt
予想PER
10.42倍
割安
PBR
1.30倍
許容範囲
予想配当性向
約40.4%
余力あり
ROE
12.75%
高水準
自己資本比率
66.4%
財務健全

現在利回り3.88%は3年平均を上回る

決算期 年間配当 期末終値 利回り
2024年6月期 46円 1,415円 3.25%
2025年6月期 85円 1,763円 4.82%
2026年6月期 105円 3,255円 3.23%
3年平均 3.77%
現在 112円 2,888円 3.88%
3.88% − 3.77% = +0.11ポイント

現在利回りは過去3年平均を わずかに上回っています。

大幅な割安ではありませんが、 利益・配当が伸びた状態で 過去平均以上の利回りを確保できています。

5期連続増配予想

年間配当推移

11
19/6
11
20/6
20
21/6
20
22/6
30
23/6
46
24/6
85
25/6
105
26/6
112
27/6予
決算期 年間配当 前期比
2019年6月期 11円
2020年6月期 11円 据え置き
2021年6月期 20円 +9円
2022年6月期 20円 据え置き
2023年6月期 30円 +10円
2024年6月期 46円 +16円
2025年6月期 85円 +39円
2026年6月期 105円 +20円
2027年6月期予想 112円 +7円
2026年6月期まで 4期連続増配。 今期112円を達成すれば 5期連続増配です。
2023年6月期には記念配当5円が含まれていますが、 翌期以降も普通配当ベースで増配を継続しています。

DOE4%または配当性向50%を目安

年間配当 112円
DOE目安 4.0%
配当性向目安 50%
DOE実績 5.12%

予想配当性向は約40.4%

112円 ÷ 277.17円 = 約40.4%

会社が目安とする50%を下回っており、 現時点では利益面の余裕があります。

増益が続けば、 配当性向を50%まで引き上げなくても 増配できる構造です。

DOEとROEの関係

実績DOEは5.12%、 ROEは12.75%です。

DOEだけが高く、 利益成長力が低い銘柄ではありません。 ROEがDOEを十分に上回っているため、 内部留保と株主還元を両立しやすい状態です。

事業内容|精密金型から一貫生産

スマホ向け部品

高精度・狭ピッチの コネクター部品を供給します。

半導体関連

電子部品だけでなく、 半導体関連装置・専用機も展開しています。

自動車電装

EV・HV・ADAS拡大による 車載コネクター需要を取り込みます。

精密金型

プレス金型・モールド金型が 技術の原点です。

医療器具

医療器具組立を育成し、 電子部品以外の収益源を広げています。

一貫生産

金型設計からプレス、 表面処理、成形、組立まで対応します。

最大の競争力は、 金型設計 → プレス → めっき・表面処理 → 成形 → 組立 までを一貫して対応できることです。

2026年6月期|大幅増収増益

項目 実績 前期比
売上高 404.45億円 +21.4%
営業利益 55.59億円 +29.5%
経常利益 58.28億円 +38.6%
純利益 37.49億円 +35.8%
EPS 261.13円 +35.7%
年間配当 105円 +20円

営業利益率13.75%

55.59億円 ÷ 404.45億円 = 約13.75%

精密部品メーカーとして かなり高い利益率です。

一方、 4~6月期単独では営業利益率が 前年同期12.5%から10.3%へ低下。 短期的な採算鈍化には注意が必要です。

2027年6月期も最高益更新予想

項目 会社予想 前期比
売上高 431.50億円 +6.7%
営業利益 60.30億円 +8.5%
経常利益 60.70億円 +4.2%
純利益 39.80億円 +6.2%
EPS 277.17円 +6.1%
年間配当 112円 +6.7%
2026年6月期ほどの急成長ではありませんが、 増収増益+増配 を継続する計画です。
経常利益は 4期連続の過去最高益 を見込んでいます。

中長期の成長ドライバー

スマホ高機能化

小型化・高機能化により、 高精度コネクター需要が増えます。

半導体回復

AI・データセンター投資が 電子部品・製造装置の追い風になります。

車載電装化

EV・HV・ADAS普及で、 自動車1台当たりのコネクター需要が増加します。

旧モデル需要

新製品だけでなく、 既存モデル向け部品需要も売上を支えます。

医療器具

景気感応度の低い事業を育成し、 ポートフォリオ安定化を狙います。

設備能力

高い財務力を活かし、 成長分野への設備投資を継続できます。

設備投資と配当を両立できる財務

自己資本比率
66.4%
財務健全
ROE
12.75%
高水準
営業CF
69.09億円
2026年6月期
フリーCF
34.65億円
プラス確保
高い自己資本比率と プラスのフリーキャッシュフローにより、 設備投資・増配の両方を行える余力 があります。

重点リスク

スマホ依存

スマートフォン関連部品の比率が高く、 製品サイクルの影響を受けます。

特定顧客

主要顧客や特定モデルの 生産動向に業績が左右される可能性があります。

半導体市況

電子部品・設備投資には 景気循環があります。

四半期変動

新モデル立ち上げ時期などで 四半期業績が振れやすい企業です。

中国・地政学

海外生産・電子部品サプライチェーンの 影響を受けます。

為替

円高は海外売上・利益の 円換算額を押し下げます。

設備投資

設備増強によって 減価償却費が増える可能性があります。

成長鈍化

2026年6月期の35%超の利益成長は 通常状態とは考えにくい水準です。

利益率低下

4~6月期の営業利益率低下が 一時的かどうか確認が必要です。

最大の注意点: 2026年6月期の大幅増益を 通常の成長率として評価しないこと。 今期会社予想の 4~8%程度の利益成長 を基本シナリオとする方が安全です。

総合評価レーダー

配当利回り
9/10
配当継続性
28/30
財務健全性
19/20
業績・成長性
19/20
株価・割安度
18/20

年間配当112円から逆算した買い水準

3.00% 3,733円 割高感あり
3.50% 3,200円 検討可能
3.75% 2,987円 分割購入圏
現在 3.88% 2,888円 打診買い
4.00% 2,800円 買いやすい
4.25% 2,635円 積極買い
4.50% 2,489円 強い買い場
5.00% 2,240円 業績確認
購入イメージ: 2,900円前後で打診買い。 2,800円以下で追加。 2,650円前後から積極購入。 2,500円前後なら かなり強い買い場です。

投資シナリオ

① 配当成長

DOE・配当性向方針を背景に 利益成長を増配へつなげます。

② 高付加価値化

高精度コネクター・車載・半導体関連で 利益率を維持します。

③ 事業分散

医療・自動車・半導体を育て、 スマホ依存を徐々に下げます。

最終判断:Aランク93点。現在値から打診、2,800円以下ならさらに買いやすい。

鈴木は、 利回り3.88%、 3年平均との差+0.11ポイント、 5期連続増配予想、 DOE4%または配当性向50%目安、 予想配当性向約40.4%、 PER10.42倍、 PBR1.30倍、 ROE12.75%、 自己資本比率66.4%、 営業利益率13%台、 今期も最高益更新予想、 という非常に強い条件を持っています。

特に、 「配当利回り4%近辺+PER10倍台+ROE12%台+DOE方針」 という組み合わせは、 高配当と成長を両立する銘柄として魅力的です。

一方で、 スマートフォン・半導体サイクル、 特定顧客、 為替、 設備投資、 4~6月期の利益率低下には 注意が必要です。

買い方は、 2,900円前後で打診、 2,800円以下で追加、 2,650円前後で積極買い、 2,500円前後なら強い買い場 と判断します。

買い方 2,900円前後で打診。 2,800円以下で追加。 2,650円前後で積極購入。 2,500円前後は強い買い場。
継続確認 スマホ部品需要、 半導体市況、 車載電装、 営業利益率、 設備投資、 112円配当、 DOE・配当性向方針。

ランキングでの位置づけ

鈴木は、 「利回り・配当方針・財務・成長・割安度」 のすべてが高水準で、 弱点が比較的少ない銘柄です。

配当品質

5期連続増配予想。 DOE4%または配当性向50%という 明確な還元方針があります。

企業品質

ROE12.75%、 自己資本比率66.4%。 高収益と財務安全性を両立しています。

現在の買いやすさ

利回り3.88%でPER10倍台。 現在値でも購入候補にできる水準です。

総合93点。 総合ランキングでも上位3~5位候補、 今から買う優先順位でも上位候補 として評価できます。
情報源・前提
  • 株価・PER・PBR:2026年8月21日終値基準
  • 年間配当:2027年6月期会社予想112円
  • 3年平均配当利回り:2024年6月期~2026年6月期の期末利回り単純平均
  • 株主還元:DOE4.0%または配当性向50%を目安
  • 最新実績:2026年6月期決算
  • 業績予想:2027年6月期会社予想
  • 財務:自己資本比率66.4%、営業CF69.09億円、フリーCF34.65億円

Yahoo!ファイナンス IRBANK 株価・指標 トレーダーズ・ウェブ 時系列 Yahoo! 配当履歴 鈴木 株主還元方針 鈴木 会社概要・事業内容 2026年6月期決算概要 株探 決算速報 みんかぶ 業績・キャッシュフロー

本資料は2026年8月21日時点の 株価・会社予想・配当予想等を基に整理しています。 将来の業績・配当・株価上昇を保証するものではありません。 特にスマートフォン需要、 半導体市況、 車載電装需要、 主要顧客の生産計画、 為替、 設備投資、 営業利益率、 DOE・配当性向方針、 年間112円配当については 最新の決算・IR資料をご確認ください。
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この記事を書いた人

26歳のメーカー勤務のサラリーマンです。
サイドFIREを目指して6000万の資産形成を目標にしています。
お金・投資の勉強をしており、資産を増やすための知識を蓄えながら、コツコツと
頑張っています!

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