アルインコ(5933)

アルインコ(5933)投資分析

CONSTRUCTION EQUIPMENT REPORT · 2026.08

アルインコ 5933

累進配当・利回り3.94%・PER10.58倍・PBR0.68倍 。 建設用仮設機材の製造・販売・レンタルを軸に、 安定配当と割安性を兼ね備えた バリュー型高配当株

株価 1,143円 利回り 3.94% 年間配当 45円 PER 10.58倍 PBR 0.68倍 累進配当
評価:Aランク/89点。現在値でも検討可能。 累進配当・低PER・PBR1倍割れ・1Q営業利益21.6%増は魅力。 一方、現在利回りは3年平均をわずかに下回り、 住宅機器・電子機器には弱さがあります。 1,070円以下なら投資妙味が一段高まります。
目次

投資判断の要点

アルインコは、 建設現場で使用される仮設足場・機材の製造販売に加えて、 レンタル、住宅機器、電子機器などを展開しています。

現在は、 利回り3.94%、 PER10.58倍、 PBR0.68倍、 累進配当 と、高配当・割安株として評価しやすい条件です。

2027年3月期1Qも 営業利益21.6%増となり、 主力の建設機材とレンタルが全体を牽引しています。

魅力: 累進配当、 17期非減配予想、 PER10倍台、 PBR0.68倍、 建設機材+レンタル、 自社株買い。
注意: 現在利回り3.94%は 3年平均4.03%をわずかに下回ります。 住宅機器・電子機器の不振、 中期計画下方修正、 DOE約2.7%も確認ポイントです。
A 89点

割安・累進配当型の有力候補

企業成長力で突出するタイプではありませんが、 配当の継続性とバリュエーションのバランスが優秀。 押し目で拾いやすい銘柄です。

主要投資指標

株価
1,143円
2026年8月21日終値
配当利回り
3.94%
年間45円
3年平均利回り
4.03%
現在▲0.09pt
PER
10.58倍
割安
PBR
0.68倍
1倍割れ
予想配当性向
約41.8%
方針とほぼ一致
自己資本比率
44.4%
標準的
DOE実績
約2.7%
4%基準未達

現在利回り3.94%は3年平均とほぼ同水準

決算期 年間配当 期末利回り
2024年3月期 41円 3.96%
2025年3月期 43円 4.08%
2026年3月期 44円 4.05%
3年平均 4.03%
現在 45円 3.94%
3.94% − 4.03% = ▲0.09ポイント

現在の利回りは 過去3年平均をわずかに下回ります。

ただし差は0.09ポイントしかなく、 利回り面で大きく割高という水準ではありません。

評価: 今すぐ割安とまでは言えませんが、 1,100円前後への押し目なら かなり買いやすくなります。

4期連続増配予想・17期連続非減配予想

年間配当推移

40
22/3
40
23/3
41
24/3
43
25/3
44
26/3
45
27/3予
決算期 1株配当 前期比
2022年3月期 40円
2023年3月期 40円 据え置き
2024年3月期 41円 +1円
2025年3月期 43円 +2円
2026年3月期 44円 +1円
2027年3月期予想 45円 +1円
今期45円を達成すれば 4期連続増配予想 。 さらに長期では 17期連続非減配予想 と、配当安定性はかなり優秀です。

中計期間中は累進配当

配当性向目標 40%
予想配当性向 41.8%
配当方針 累進配当
DOE実績 約2.7%

前年度配当が下限

中期経営計画2027の期間中は、 前年度配当を下限とする 累進配当方針を採用しています。

高評価: 多少の利益変動があっても、 中計期間中は減配しない方針です。

配当性向も適正

45円 ÷ 107.64円 = 約41.8%

会社目標40%にほぼ沿った水準です。

ただし累進配当は 現中期計画期間中の方針。 次期中計でも継続されるか は重要な確認ポイントです。

最新1Q|営業利益+21.6%

項目 1Q実績 前年同期比 進捗率
売上高 163.95億円 +6.4% 25.1%
営業利益 7.82億円 +21.6% 26.1%
経常利益 7.70億円 +25.5% 24.1%
純利益 4.69億円 +17.4% 21.8%

主力事業は順調

建設機材とレンタルが増収増益となり、 全体の利益成長を牽引しています。

1Q進捗は営業利益26.1%で、 四半期としては順調なスタートです。

通期営業利益は+35.6%予想。 今期は売上成長以上に、 収益性の改善が重要なテーマです。
一方、 住宅機器・電子機器は弱く、 全事業が好調という状況ではありません。

2027年3月期は利益回復を計画

項目 会社予想 前期比
売上高 652億円 +4.1%
営業利益 30億円 +35.6%
経常利益 32億円 +15.2%
純利益 21.5億円 +22.6%
EPS 107.64円
年間配当 45円 +1円
増収率4.1%に対し、 営業利益は35.6%増を計画。 利益率改善が進めば評価上昇余地があります。

事業の強み

仮設機材

建設現場で不可欠な足場・仮設機材を 製造・販売しています。

レンタル

機材販売だけでなく レンタルまで展開し、 継続的な収益を得られます。

販売+レンタル

顧客の購入・レンタル需要を 両方取り込める事業構造です。

建設人手不足

資産を保有せず借りる需要が増えれば、 レンタル事業には追い風です。

インフラ更新

道路・橋梁・建物改修など、 国内の老朽インフラ更新需要を取り込めます。

再開発

都市部再開発、 物流施設、 大型建築需要も 仮設機材需要の追い風になります。

今後の成長材料

アルバトロス

安全性・施工効率に優れる 新型足場の採用拡大が期待されています。

レンタル比率

建設会社の資産効率化が進めば、 レンタル需要の拡大につながります。

国土強靱化

インフラ補修・更新工事は 長期的な需要テーマです。

都市再開発

首都圏・都市部の大型工事で 仮設機材需要が発生します。

自社株買い

上限110万株・10億円の自己株取得は、 EPS・ROE改善に寄与します。

PBR改善

PBR0.68倍のため、 資本効率改善が進めば 評価修正余地があります。

自社株買いも株主還元を後押し

取得上限
110万株
自己株買い
取得総額上限
10億円
還元強化
発行株比
約5%
インパクトあり
総還元性向
86.5%
会社説明ベース
配当だけでなく、 自社株買いによるEPS・ROE改善も期待できます。 PBR1倍割れ企業として、 資本効率改善策は重要な評価材料です。

重点リスク

住宅機器

住宅機器事業が不振で、 主力事業の利益を一部相殺しています。

電子機器

電子機器も減収減益で、 4事業すべてが好調ではありません。

中計下方修正

2027年3月期の経常利益目標は 50億円から32億円へ引き下げられています。

財務

自己資本比率44.4%。 安全圏ですが、 突出して強い財務ではありません。

設備投資

レンタル資産を継続して保有する必要があり、 設備投資負担があります。

DOEの弱さ

DOE実績約2.7%。 DOE4%以上を重視する評価では減点対象です。

最大の確認点: 累進配当は優秀ですが、 次期中期経営計画でも累進配当を継続するか が非常に重要です。

総合評価レーダー

配当利回り
9/10
配当継続性
29/30
財務健全性
15/20
業績・成長性
17/20
割安度
19/20
評価の核心: 累進配当と低PER・低PBRが非常に強い。 一方、 財務・DOE・非コア事業の弱さが 90点超えを妨げています。

年間配当45円から逆算した買い水準

現在 3.94% 1,143円 少額検討
4.00% 1,125円 買いやすい
4.20% 1,071円 積極検討
4.50% 1,000円 強い買い候補
5.00% 900円 非常に魅力的
分割購入案: 現在1,140円前後なら少額。 1,100円前後で追加。 1,070円以下なら積極度を上げ、 1,000円ならかなり強い買い候補です。

株主優待は500株以上

アルインコには株主優待がありますが、 100株保有では対象になりません。

高配当投資では、 100株時点の配当利回りと 500株以上の優待を混同しないよう注意が必要です。 まずは配当・企業価値を基準に判断し、 500株まで増やす場合に優待を追加評価する形が適しています。

この銘柄で狙う投資シナリオ

① 累進配当

減配を避けながら、 利益成長とともに配当を積み上げます。

② 利益率改善

建設機材・レンタルの成長によって 営業利益率改善を狙います。

③ PBR修正

自社株買いとROE改善によって、 PBR0.68倍の評価修正を期待します。

アルインコは、 「4%近い配当を受け取りながら、 累進配当・利益回復・PBR修正を待つ」 投資との相性が良い銘柄です。

最終判断:Aランク89点。現在値でも候補、1,070円以下ならかなり買いやすい。

アルインコは、 利回り3.94%、 4期連続増配予想、 17期連続非減配予想、 中期計画期間中の累進配当、 PER10.58倍、 PBR0.68倍、 予想配当性向41.8%、 1Q営業利益+21.6%、 自社株買い、 という魅力を持っています。

特に、 「低PER・低PBRなのに累進配当」 という組み合わせは、 高配当投資ではかなり扱いやすい条件です。

一方で、 現在利回りは3年平均をわずかに下回り、 自己資本比率44.4%、 DOE約2.7%、 住宅機器・電子機器の不振、 中期目標下方修正、 という弱点があります。

したがって、 「現在値でも買えるが、 1,070〜1,100円程度の押し目で 優先順位をさらに上げる」 のが適切です。

買い方 1,140円前後で少額。 1,100円前後で追加。 1,070円以下なら積極購入。 1,000円前後なら強い買い候補。
継続確認 累進配当継続、 建設機材、 レンタル利益、 住宅機器、 電子機器、 自己株買い、 次期中計。

高配当ポートフォリオでの位置づけ

アルインコは、 高ROE成長株ではなく、 「割安+累進配当+安定需要」 を狙うタイプです。

配当

中計期間中は累進配当。 長期非減配実績も優秀です。

バリュエーション

PER10倍台・PBR0.68倍。 株価には比較的安全余裕があります。

現在の買いやすさ

現在でも候補。 1,070円以下なら 買い優先順位を一段上げたい水準です。

情報源・前提
  • 株価・PER・PBR: 2026年8月21日終値基準
  • 年間配当: 2027年3月期会社予想45円
  • 3年平均配当利回り: 2024年3月期〜2026年3月期の期末利回り単純平均
  • 株主還元: 中期経営計画2027期間中の累進配当、連結配当性向40%目標
  • 最新業績: 2027年3月期第1四半期決算
  • 自社株買い: 上限110万株・10億円

アルインコ公式 Yahoo!ファイナンス IRBANK 配当推移

本資料は2026年8月21日時点の 株価・会社予想・配当予想等を基に整理しています。 将来の業績・配当・株価上昇を保証するものではありません。 特に建設機材・レンタル事業、 住宅機器・電子機器、 自己株式取得、 累進配当、 次期中期経営計画、 設備投資負担については 最新の決算・IR資料をご確認ください。
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この記事を書いた人

26歳のメーカー勤務のサラリーマンです。
サイドFIREを目指して6000万の資産形成を目標にしています。
お金・投資の勉強をしており、資産を増やすための知識を蓄えながら、コツコツと
頑張っています!

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