グリムス(3150)

グリムス(3150)投資分析

ENERGY SOLUTION & RETAIL ELECTRICITY REPORT · 2026.08

グリムス 3150

11期連続増配予想・利回り3.68%・PER10.88倍・ROE27.43% 。 法人向け省エネ・太陽光設備と小売電気を組み合わせ、 営業利益率21%超を生み出す 高収益エネルギーサービス企業

株価 2,529円 利回り 3.68% 年間配当 93円 11期連続増配予想 ROE 27.43% 自己資本比率 68.0%
A+ランク/92点。現在値から分割購入候補。 高ROE・高利益率・連続増配・ネットキャッシュに加え、 現在利回りは過去3年平均を0.82ポイント上回ります。 PBR3倍と電力調達価格には注意が必要ですが、 2,500円前後から買い始め、2,325円以下なら積極度を上げたい銘柄です。
目次

投資判断の要点

グリムスは、 法人向け省エネ設備・太陽光発電設備と 小売電気を組み合わせて収益を上げる企業です。

特に評価したいのが、 高配当株でありながら高成長・高ROEでもある という点です。

強み: 11期連続増配予想、ROE27.43%、 営業利益率21%超、自己資本比率68%、 ネットキャッシュ、PER10倍台。
注意: PBR3.03倍は一般的な高配当株より高水準。 高ROE・高成長が崩れた場合には、 バリュエーション調整が起こる可能性があります。
A+ 92点

高配当と成長の両取り

現在利回り3.68%でありながら、 今期も営業利益2桁増益を計画。 現在値でも十分に購入候補です。

主要投資指標

株価
2,529円
2026年8月21日終値
配当利回り
3.68%
年間93円
3年平均利回り
2.86%
+0.82pt
予想PER
10.88倍
低水準
PBR
3.03倍
高ROEを反映
予想配当性向
約40.0%
会社方針どおり
ROE
27.43%
極めて高い
自己資本比率
68.0%
財務良好

現在利回りは3年平均+0.82ポイント

決算期 年間配当 年度末利回り
2024年3月期 47円 2.10%
2025年3月期 79円 3.37%
2026年3月期 85円 3.10%
3年平均 2.86%
現在 93円予想 3.68%
3.68% − 2.86% = +0.82ポイント

過去3年間との比較では、 現在の利回りは明確に高い水準です。

配当利回り上昇の背景には、 株価調整だけでなく 47円 → 79円 → 85円 → 93円 という大幅な増配があります。

11期連続増配予想

年間配当推移

17
21/3
19
22/3
22
23/3
47
24/3
79
25/3
85
26/3
93
27/3予
決算期 年間配当 増配率
2021年3月期 17円 +41.7%
2022年3月期 19円 +11.8%
2023年3月期 22円 +15.8%
2024年3月期 47円 +113.6%
2025年3月期 79円 +68.1%
2026年3月期 85円 +7.6%
2027年3月期予想 93円 +9.4%
2026年3月期まで 10期連続増配。 今期予想93円を達成すれば 11期連続増配になります。

配当性向40%方針

年間配当 93円
配当性向目安 40%
予想配当性向 40.0%
DOE実績 約11.0%

利益に沿った配当

93円 ÷ 232.48円 = 約40.0%

会社が目安としている配当性向40%に ほぼ一致します。

現在の利益水準なら、 93円配当に無理はありません。

DOE11%は超高水準

DOE実績は約11%あります。

ただしDOE11%は 正式な配当下限ではありません。 高ROEと配当性向40%の結果として 高いDOEになっています。

最新1Q|2桁営業増益

項目 1Q実績 前年同期比
売上高 85.32億円 +7.2%
営業利益 19.87億円 +11.5%
経常利益 19.88億円 +11.1%
純利益 13.33億円 +10.7%

順調な進捗

経常利益の通期進捗率は約25.1%、 上期計画に対して約50.8%です。

過去5年平均の上期進捗と ほぼ同水準で、 計画どおりのスタート と評価できます。

セグメント別では両事業とも増益

エネルギーソリューション

項目 実績 前年同期比
売上高 35.11億円 ▲9.1%
利益 14.18億円 +5.7%
一般消費者向けから撤退したことで減収ですが、 法人向けへ経営資源を集中した結果、 減収増益 となっています。

小売電気

項目 実績 前年同期比
売上高 50.20億円 +22.4%
利益 7.54億円 +4.1%
契約口数の増加と販売単価上昇によって 大幅増収。 ストック型収益として拡大しています。

2027年3月期も高成長を継続

項目 会社予想 前期比
売上高 371.74億円 +9.5%
営業利益 79.00億円 +10.5%
経常利益 79.28億円 +8.8%
純利益 53.76億円 +9.8%
EPS 232.48円
年間配当 93円 +9.4%
営業利益率は 約21.3% を見込んでいます。

高ROEと強い財務を両立

ROE
27.43%
極めて高い
ROA
約18%
高水準
現預金
約163億円
豊富
有利子負債
約37億円
限定的

実質ネットキャッシュ

現預金約163億円に対して 有利子負債は約37億円です。

財務レバレッジに頼らず、 高ROEを実現しています。

PBR3倍を許容できる理由

一般的な高配当株としては PBR3.03倍は高水準です。

ただし、 ROE27%・営業利益率21%を維持できるなら ある程度の高PBRは合理的です。

中長期の成長ドライバー

法人向け太陽光

企業の電気代削減・脱炭素対応を背景に、 自家消費型太陽光需要を取り込みます。

省エネ設備

設備単体ではなく、 コスト削減提案と組み合わせて販売します。

法人集中

一般家庭向けから撤退し、 高採算な法人市場へ集中しています。

小売電気

契約数を積み上げることで ストック型収益が拡大します。

系統用蓄電池

電力需給調整市場の拡大により 新たな収益源となる可能性があります。

再エネ開発

自社保有設備を増やせれば、 設備販売から資産保有型収益へ広げられます。

重点リスク

電力調達価格

卸電力価格急騰時に 小売電気の利益率が低下する可能性があります。

価格転嫁

仕入価格上昇を 販売単価へ十分反映できるかが重要です。

利益成長鈍化

今後の増配は 利益成長への依存度が高まっています。

PBR3倍

高ROEが崩れれば、 バリュエーション修正が大きくなる可能性があります。

太陽光政策

補助制度・設備価格・系統接続ルール変更の 影響を受けます。

株価変動

成長株的な評価も含まれるため、 一般的な高配当株より値動きが大きくなる可能性があります。

最大リスク: 小売電気事業では、 電力仕入価格と販売価格のスプレッド が利益を大きく左右します。

総合評価レーダー

配当利回り
9/10
配当継続性
29/30
財務安全性
19/20
業績・成長性
19/20
株価指標
16/20

年間配当93円から逆算した買い水準

3.00% 3,100円 上限目安
3.25% 2,860円 検討可能
3.50% 2,657円 分割購入
現在 3.68% 2,529円 打診買い
3.75% 2,480円 買いやすい
4.00% 2,325円 積極買い
4.25% 2,188円 強い買い場
購入イメージ: 2,500円前後から打診買い。 2,480円前後で追加し、 2,325円以下なら積極買い。 2,200円前後ならかなり強い買い場です。

PBR3.03倍をどう見るか

許容できる理由

ROE27.43%、 営業利益率21%超、 ネットキャッシュ、 今期も利益成長。 現在の高PBRを支える 十分な収益力があります。

警戒する条件

ROE低下、 利益率低下、 小売電気採算悪化、 利益成長停止。 この場合、 PBRの評価修正が起きやすくなります。

PER10倍だから無条件に割安でもなく、 PBR3倍だから無条件に割高でもありません。 グリムスは 利益成長とROEをセットで評価する必要があります。

投資シナリオ

① 利益成長

法人省エネ・太陽光と小売電気の成長を取り込みます。

② 配当成長

利益成長を配当性向40%を通じて増配へ反映します。

③ ストック収益

電力契約・蓄電池・再エネ保有資産を増やします。

最終判断:A+ランク92点。2,500円前後から買い候補。

グリムスは、 11期連続増配予想、 現在利回り3.68%、 3年平均との差+0.82ポイント、 PER10.88倍、 配当性向40%、 ROE27.43%、 自己資本比率68%、 営業利益率21%超、 大幅なネットキャッシュ、 1Q営業利益+11.5%、 通期営業利益+10.5%予想、 という非常に強い条件を持っています。

最大の魅力は、 高配当株でありながら 利益成長・ROE・利益率も非常に高い ことです。

一方で、 PBR3.03倍、 電力調達価格、 太陽光政策、 成長鈍化時の株価評価修正には 注意が必要です。

買い方は、 2,500円前後で打診、 2,480円前後で追加、 2,325円以下で積極買い、 2,200円前後なら強い買い場 と判断します。

買い方 2,500円前後から分割。 2,480円で追加。 2,325円以下で積極買い。 2,200円前後は強い買い場。
継続確認 電力調達価格、 小売電気利益率、 法人太陽光、 ROE、 営業利益率、 93円配当、 蓄電池事業。

ランキングでの位置づけ

グリムスは、 高配当・連続増配・高ROE・利益成長 を同時に備える 最上位グループの銘柄です。

配当

11期連続増配予想。 現在利回りも3%台後半です。

収益力

ROE27%、 営業利益率21%。 今回の分析銘柄でもトップクラスです。

現在の買いやすさ

利回りは3年平均を0.82pt上回っており、 現在値から購入候補です。

総合92点。 SPK93点に次ぐ最上位グループ。 アイカ工業・エスユーエスと並ぶ水準 として整理できます。
情報源・前提
  • 株価・PER・PBR:2026年8月21日終値基準
  • 年間配当:2027年3月期会社予想93円
  • 3年平均配当利回り:2024年3月期~2026年3月期の年度末利回り単純平均
  • 株主還元:配当性向40%を目安
  • DOE:2026年3月期実績約11%
  • 最新業績:2027年3月期第1四半期実績
  • 財務:自己資本比率68%、現預金約163億円、有利子負債約37億円

Yahoo!ファイナンス IRBANK 配当推移 グリムス 配当方針 2027年3月期 第1四半期決算概要 業績推移

本資料は2026年8月21日時点の 株価・会社予想・配当予想等を基に整理しています。 将来の業績・配当・株価上昇を保証するものではありません。 特に電力調達価格、 小売電気事業の仕入・販売スプレッド、 法人向け太陽光需要、 補助制度・系統接続、 ROE、 営業利益率、 PBR、 年間93円配当については 最新の決算・IR資料をご確認ください。
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この記事を書いた人

26歳のメーカー勤務のサラリーマンです。
サイドFIREを目指して6000万の資産形成を目標にしています。
お金・投資の勉強をしており、資産を増やすための知識を蓄えながら、コツコツと
頑張っています!

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