みずほリース(8425)

みずほリース(8425)投資分析

LEASING & FINANCE REPORT · 2026.08

みずほリース 8425

22期連続増配予想・利回り3.79%・PER7.39倍・PBR0.85倍 。 みずほ・丸紅との連携を活かし、 リース、不動産、再エネ、航空機、海外投資まで展開する 高収益な総合金融・アセット事業会社

株価 1,371円 利回り 3.79% 年間配当 52円 22期連続増配予想 PER 7.39倍 ROE 11.74%
Aランク/90点。現在値から分割購入可能。 22期連続増配、PER7倍台、PBR0.85倍、 配当性向30%前後、最新1Qの大幅増益は非常に魅力的。 1,370円前後から打診、1,300円で利回り4%、 1,220円前後なら積極購入したい水準です。
目次

投資判断の要点

みずほリースは、 設備リースだけでなく、 不動産、再生可能エネルギー、航空機、 海外投資、アセットマネジメントなどへ 事業領域を拡大している総合リース会社です。

最大の魅力は、 22期連続増配予想、 PER7.39倍、 PBR0.85倍、 配当性向30%前後、 ROE11.74% という非常に高い総合力です。

強み: 22期連続増配、 低PER・低PBR、 高ROE、 最新1Q大幅増益、 みずほ・丸紅との案件発掘力、 中計純利益600億円目標。
注意: DOE下限・累進配当はありません。 さらにリース会社は 借入金・社債を活用するため、 金利上昇や信用コストの影響を強く受けます。
A 90点

配当実績と割安度は最上位級

DOE基準は弱いものの、 22年間増配を継続してきた実績と 現在PER7倍台の割安感は非常に強力です。

主要投資指標

株価
1,371円
2026年8月24日終値
配当利回り
3.79%
年間52円
3年平均利回り
約3.83%
現在▲0.04pt
予想PER
7.39倍
かなり割安
PBR
0.85倍
1倍割れ
予想配当性向
約28.0%
余力あり
ROE
11.74%
リース業として高水準
DOE概算
約3.5%
4%未満

現在利回り3.79%は過去3年平均とほぼ同水準

決算期 年間配当 年度末終値 利回り
2024年3月期 38.40円 1,162円 3.30%
2025年3月期 47.00円 1,043円 4.51%
2026年3月期 51.00円 1,388円 3.67%
3年平均 約3.83%
現在 52円 1,371円 3.79%
3.79% − 3.83% = ▲0.04ポイント

現在利回りは 過去3年間の平均とほぼ同じです。

利回り面では適正圏。 割安すぎる水準ではありませんが、 現在値が過去比較で 高すぎるわけでもありません。

22期連続増配予想

分割調整後の年間配当

22
22/3
29.4
23/3
38.4
24/3
47
25/3
51
26/3
52
27/3予
決算期 年間配当 評価
2022年3月期 22.00円 増配
2023年3月期 29.40円 増配
2024年3月期 38.40円 増配
2025年3月期 47.00円 増配
2026年3月期 51.00円 増配
2027年3月期予想 52.00円 増配
今期予想52円を達成すれば、 22期連続増配 。 上場以来、 減配なしという非常に優秀な実績です。
今期の増配は 51円→52円と約2%。 今後は過去数年のような大幅増配より、 利益成長に沿った緩やかな増配が 基本になる可能性があります。

配当性向30%台前半を目安

年間配当 52円
実績配当性向 30.0%
予想配当性向 約28.0%
DOE概算 約3.5%

利益に対する余裕はある

52円 ÷ 185.60円 = 約28.0%

普通株EPSだけで単純計算した 予想配当性向は約28%です。

利益成長が続けば、 配当性向30%台前半を維持しながら 増配できる余地があります。

累進配当・DOE下限はない

22期連続増配という実績は非常に強いものの、 制度として将来の減配を禁止しているわけではありません。

「実績は累進配当級、制度は業績連動型」 と整理するのが適切です。

2026年3月期|純利益+13.3%

項目 実績 前期比
売上高 9,215.9億円 +32.5%
営業利益 446.7億円 ▲8.8%
経常利益 649.7億円 ▲1.9%
純利益 476.1億円 +13.3%
EPS 169.98円 増加

見るべきは売上高より利益構造

リース会社では、 物件売却や事業構成によって 売上高が大きく動きます。

重要なのは、 売上総利益・経常利益・純利益・営業資産残高・資金原価・信用コスト です。
営業利益は資金原価上昇などで減益。 一方、 持分法投資利益なども寄与し、 純利益は増益となりました。

最新1Q|営業利益+39%、純利益+52.7%

項目 1Q実績 前年同期比 通期進捗
売上高 2,099.5億円 ▲4.4%
営業利益 161.8億円 +39.0% 40.5%
経常利益 290.9億円 +57.5% 43.4%
純利益 232.6億円 +52.7% 44.7%

1Qとして非常に強い

営業資産残高は 前期末比1.3%増の約3.44兆円。

リース・割賦の契約実行高は 96.9%増となっています。

特に評価したいのは、 営業利益+39% です。 本業ベースでも強い改善が確認できます。
経常利益・純利益には 持分法投資利益の増加も含まれます。 52.7%増すべてを 恒常的な本業成長とは見ない方が安全です。

2027年3月期|純利益520億円予想

項目 会社予想 前期比
営業利益 400億円 ▲10.5%
経常利益 670億円 +3.1%
純利益 520億円 +9.2%
EPS 185.60円 +9.2%程度
年間配当 52円 +1円
1Q進捗は非常に高いものの、 会社は現時点で通期予想を据え置いています。 上方修正余地はあるが、まだ織り込まない くらいが安全です。

中長期の成長ドライバー

みずほ連携

みずほFGの法人顧客基盤を活用し、 大型案件を発掘できます。

丸紅連携

国内外ネットワークを活用し、 海外・資源・インフラ案件へ展開できます。

不動産

賃貸・開発・売却・ファンド・AMなどへ 収益源を広げています。

再生可能エネルギー

太陽光・脱炭素設備・蓄電池への投資を拡大します。

循環型経済

リユースや資産循環サービスを 新たな収益機会へつなげます。

フィービジネス

保有資産収益だけでなく、 管理・運営・AMなどの手数料収益を増やします。

中期経営計画2028

2029年3月期 純利益
600億円
目標
経常利益ROA
1.7%以上
目標
自己資本比率
12%程度
目標
ROE
11%以上
目標

現在の純利益520億円予想から 2029年3月期600億円を目指します。

純利益600億円を達成し、 配当性向30%台前半を維持できれば、 増配継続余地は十分 あります。
一方、 自己資本比率12%程度も目標にしているため、 利益のすべてを株主還元するわけではありません。 資本蓄積も重要な経営課題です。

リース会社特有の高レバレッジ

自己資本比率
10.3%
リース業特有
ROE
11.74%
高水準
総資産
約4.2兆円
大規模
営業資産
約3.44兆円
1Q時点

自己資本比率10%でも即危険ではない

リース会社は、 借入金や社債で資金を調達し、 その資金をリース資産や貸付資産へ投資します。

一般製造業と同じ基準で 自己資本比率を評価しないことが重要です。

ただし金利上昇には弱い

調達金利上昇が リース料・貸出金利への転嫁より先行すると、 利ざやが圧迫されます。

今後の最大チェックポイントは資金原価。 金利上昇局面では 利益率の変化を継続確認する必要があります。

重点リスク

金利上昇

日銀利上げにより 借入・社債の調達コストが増加する可能性があります。

金利転嫁

リース料や貸出金利への転嫁が遅れると 利ざやが悪化します。

信用コスト

景気悪化時には 貸倒れ・引当金増加の可能性があります。

不動産

不動産価格・賃料下落が 資産価値や売却益へ影響します。

航空機・海外資産

為替や景気、資産価格変動の影響を受けます。

再エネ

発電量・制度変更・設備価格が 収益へ影響します。

持分法利益

経常利益・純利益の一部を 持分法投資先に依存しています。

大型投資

M&Aや大型案件の採算悪化が 利益を押し下げる可能性があります。

資本強化

自己資本比率引き上げを優先した場合、 配当成長が一時的に鈍化する可能性があります。

最大の注意点: 今後の金利上昇局面では、 資金原価の上昇を顧客へどこまで転嫁できるか が利益成長を左右します。

総合評価レーダー

配当利回り
9/10
増配・非減配
30/30
財務健全性
15/20
業績・成長性
19/20
割安度
17/20

年間配当52円から逆算した買い水準

3.50% 1,486円 上値目安
3.71% 1,400円 検討可能
現在 3.79% 1,371円 打診買い
3.80% 1,368円 打診ライン
4.00% 1,300円 買いやすい
4.25% 1,224円 積極買い
4.50% 1,156円 強い買い場
購入イメージ: 1,370円前後で打診。 1,300円以下で買い増し。 1,220円前後から積極購入。 1,150円台なら かなり強い買い場です。

投資シナリオ

① 連続増配

利益成長と配当性向30%台前半を背景に、 23期目以降の増配継続を狙います。

② 利益成長

不動産・再エネ・海外・フィービジネスを拡大し、 純利益600億円を目指します。

③ 評価修正

ROE11%台を維持しながら PBR0.85倍の評価修正余地を狙います。

最終判断:Aランク90点。現在値から打診、1,300円なら積極度を上げたい。

みずほリースは、 利回り3.79%、 22期連続増配予想、 PER7.39倍、 PBR0.85倍、 予想配当性向約28%、 ROE11.74%、 最新1Q営業利益+39%、 純利益+52.7%、 中期目標純利益600億円、 という非常に強い条件を持っています。

最大の魅力は、 「22期連続増配なのにPER7倍台・PBR1倍割れ」 という点です。

配当実績が弱い割安株でもなく、 高評価されすぎた連続増配株でもありません。

一方で、 DOE約3.5%、 累進配当なし、 高レバレッジ、 金利上昇、 信用コスト、 不動産・持分法投資利益への依存、 というリスクがあります。

したがって、 1,370円前後で打診、 1,300円以下で買い増し、 1,220円前後で積極買い、 1,150円台なら強い買い場 という判断が適しています。

買い方 1,370円前後で打診。 1,300円以下で追加。 1,220円前後で積極購入。 1,150円台は強い買い場。
継続確認 資金原価、 金利転嫁、 信用コスト、 営業資産、 持分法利益、 不動産、 52円配当、 中計600億円。

ランキングでの位置づけ

みずほリースは、 「連続増配・低PER・低PBR・成長」 の組み合わせが非常に強く、 依然として高配当株の最上位グループです。

配当品質

22期連続増配予想。 上場以来減配なしという 圧倒的な実績があります。

割安度

PER7.39倍、 PBR0.85倍。 現在でも割安感は強いです。

現在の買いやすさ

現在利回り3.79%。 1,300円で4%に到達するため、 分割買いしやすい水準です。

総合90点。 現在も「今から買う優先順位」の上位2~4位候補 として扱える水準です。
情報源・前提
  • 株価・PER・PBR:2026年8月24日終値基準
  • 年間配当:2027年3月期会社予想52円
  • 3年平均配当利回り:2024年3月期~2026年3月期の年度末利回り単純平均
  • 株主還元:配当性向30%台前半を目安
  • DOE:2026年3月期概算約3.5%
  • 最新業績:2027年3月期第1四半期決算
  • 中期目標:2029年3月期純利益600億円、ROE11%以上、自己資本比率12%程度

Yahoo!ファイナンス 配当情報 IRBANK 株式指標 IRBANK 時価総額推移 連続増配履歴 中期経営計画2028 2026年3月期通期決算 2027年3月期第1四半期決算

本資料は2026年8月24日時点の 株価・会社予想・配当予想等を基に整理しています。 将来の業績・配当・株価上昇を保証するものではありません。 特に金利、 資金原価、 信用コスト、 不動産価格、 持分法投資利益、 再生可能エネルギー投資、 営業資産残高、 年間52円配当、 中期経営計画については 最新の決算・IR資料をご確認ください。
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この記事を書いた人

26歳のメーカー勤務のサラリーマンです。
サイドFIREを目指して6000万の資産形成を目標にしています。
お金・投資の勉強をしており、資産を増やすための知識を蓄えながら、コツコツと
頑張っています!

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