LIFE INSURANCE & ASSET MANAGEMENT REPORT · 2026.08
第一ライフグループ 8750
利回り4.00%・原則非減配・配当性向50%以上・1Q大幅増益 。 国内生命保険を中核に、 海外保険・資産運用・福利厚生・資産形成へ展開する 国内最大級の総合保険グループ。
投資判断の要点
第一ライフグループは、 国内生命保険だけでなく、 海外保険・資産運用・福利厚生・資産形成サービスへ 事業を拡張している総合金融グループです。
現在は、 利回り4.00%、 PER12.65倍、 6期連続増配予定、 17期連続非減配予定、 原則非減配方針 と、高配当投資との相性がかなり良好です。
配当方針の強化で高配当株として一段上へ
利益変動の大きい保険会社でありながら、 過去3年平均の修正利益を基準にし、 原則減配しない設計は高く評価できます。
主要投資指標
100株から株主優待
主な株主向けサービス
QOLism
健康活動を通じてポイントを獲得できる ヘルスケアアプリを利用できます。
ベネフィット・ステーション
各種福利厚生サービスを 株主向けに利用できます。
株主限定イベント
株主向けイベント等の サービスがあります。
ポイント交換
獲得ポイントを 電子マネーや商品等へ交換できます。
優待利回りは計算しない
QUOカードや商品券のように 固定金額で評価できる優待ではありません。
現在利回り4.00%は3年平均を大きく上回る
| 決算期 | 年間配当 | 年度末株価 | 利回り |
|---|---|---|---|
| 2024年3月期 | 28.25円 | 963.25円 | 2.93% |
| 2025年3月期 | 34.25円 | 1,133円 | 3.02% |
| 2026年3月期 | 54.50円 | 1,421円 | 3.84% |
| 3年平均 | ― | ― | 約3.26% |
| 現在 | 72円 | 1,802円 | 4.00% |
現在利回りは 過去3年平均を明確に上回ります。
6期連続増配・17期連続非減配予定
分割調整後の年間配当
| 決算期 | 年間配当 | 増減 |
|---|---|---|
| 2021年3月期 | 15.50円 | 据え置き |
| 2022年3月期 | 20.75円 | +33.9% |
| 2023年3月期 | 21.50円 | +3.6% |
| 2024年3月期 | 28.25円 | +31.4% |
| 2025年3月期 | 34.25円 | +21.2% |
| 2026年3月期 | 54.50円 | +59.1% |
| 2027年3月期予想 | 72.00円 | +32.1% |
原則非減配+配当性向50%以上
実質的に累進配当に近い
第一ライフグループは、 原則として年間配当を減配しない 方針を示しています。
配当性向50%超をどう見るか
通常ならやや高めですが、 会社自身が還元方針を強化した結果です。
最新1Q|経常利益約3倍
| 項目 | 1Q実績 | 前年同期比 |
|---|---|---|
| 経常収益 | 2兆8,930億円 | +25.3% |
| 経常利益 | 2,511億円 | 約3倍 |
| 純利益 | 1,601億円 | 約4.7倍 |
| グループ修正利益 | 1,581億円 | +913億円 |
| EPS | 44.4円 | 大幅増 |
修正利益を見ることが重要
生命保険会社では、 会計上の純利益に 有価証券売却損益などが含まれます。
2027年3月期は利益成長+大幅増配
| 項目 | 会社予想 | 前期比 |
|---|---|---|
| 経常収益 | 10兆6,660億円 | ▲5.7% |
| 経常利益 | 8,690億円 | +15.3% |
| 純利益 | 5,130億円 | +17.5% |
| EPS | 142.44円 | 約+19% |
| 年間配当 | 72円 | +32.1% |
中長期の成長ドライバー
超長期金利上昇
新たに購入する長期債券の利回りが上がれば、 時間をかけて運用収益・順ざや改善につながります。
海外保険
米国プロテクティブなどを通じ、 国内人口減少を海外成長で補います。
資産形成
保険販売だけでなく、 資産形成・運用サービスを拡大します。
ベネフィット・ワン
福利厚生・健康支援領域へ拡張し、 保険以外の継続収益を育てます。
資本効率改善
グループ修正ROE向上を目標に、 資本配分を改善します。
自社株買い
余剰資本を自社株買いにも振り向け、 1株価値向上を狙います。
中期目標
生命保険会社は自己資本比率だけで評価しない
重要な健全性指標
生命保険会社は 保険契約準備金など巨額の負債を持つため、 一般企業と同じ自己資本比率基準は使いにくい業態です。
市場リスクは残る
国内最大級の保険グループですが、 株式・債券・為替など 巨額の金融資産を運用しています。
重点リスク
長期金利低下
運用利回り改善が遅れ、 順ざや拡大が進みにくくなります。
金利急上昇
短期的には保有債券の評価損や 解約増加につながる可能性があります。
株価下落
保有株式の評価額や 運用収益が悪化する可能性があります。
円高
海外保険事業の利益を 円換算した際に押し下げます。
海外M&A
買収先の収益悪化や 減損発生リスクがあります。
大規模災害
保険金支払額が 一時的に大きく増える可能性があります。
感染症
保険金・給付金支払いが 増加する可能性があります。
規制強化
資本規制や金融規制の変更が 還元余力へ影響します。
配当性向上昇
50%超まで引き上げたため、 利益停滞時は増配余力が小さくなります。
総合評価レーダー
年間配当72円から逆算した買い水準
この銘柄で狙う投資シナリオ
① 安定配当
原則非減配方針を背景に、 4%前後の配当を受け取ります。
② 金利正常化
超長期金利上昇による 運用収益・順ざや改善を狙います。
③ 利益成長
海外保険・資産形成・福利厚生を伸ばし、 修正利益拡大を目指します。
最終判断:Sランク92点。1,800円前後から打診、1,600円なら積極買い。
第一ライフグループは、
利回り4.00%、
3年平均との差+0.74ポイント、
6期連続増配予定、
17期連続非減配予定、
原則非減配方針、
配当性向50%以上、
推定DOE約5.7%、
PER12.65倍、
1Q経常利益約3倍、
グループ修正利益1,581億円、
通期純利益+17.5%予想、
という非常に強い条件を持っています。
特に評価したいのは、
「過去3年平均の修正利益を基準にし、
原則として年間配当を減らさない」
という還元設計です。
生命保険会社は市場環境によって
会計利益が大きく変動しやすいため、
この仕組みは配当安定性を高めます。
一方で、
配当性向50.5%、
金融市場変動、
金利急上昇、
株価下落、
海外M&A、
円高、
大規模災害、
というリスクがあります。
したがって、
1,800円前後で打診買い、
1,700円以下で追加、
1,600円前後で積極買い、
1,500円以下ならかなり強い買い場
という判断が適しています。
ランキングでの位置づけ
第一ライフグループは、 「高利回り・原則非減配・増益・金利上昇メリット」 を組み合わせた、 金融セクターの有力高配当株です。
配当品質
6期連続増配予定、 17期連続非減配予定。 さらに原則非減配方針があります。
現在の利回り
4.00%で、 過去3年平均より0.74ポイント高い水準です。
現在の買いやすさ
PER12倍台で極端な割高感はなく、 現在値から分割購入を開始できます。
- 株価・PER・PBR:2026年8月25日終値基準
- 年間配当:2027年3月期会社予想72円
- 3年平均配当利回り:2024年3月期~2026年3月期の年度末利回り単純平均
- 株主還元:配当性向50%以上、原則年間配当を減配しない方針
- 最新業績:2027年3月期第1四半期実績
- 中期目標:2026年度修正利益5,600億円、2030年度7,000億円
- 株主優待:100株以上の国内居住株主が対象
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