ライト工業(1926)

ライト工業(1926)投資分析

SPECIALIZED CIVIL ENGINEERING REPORT · 2026.08

ライト工業 1926

利回り3.87%・14期連続増配予想・累進配当・DOE6%以上目標 。 法面・地盤改良・防災・災害復旧・インフラ補修を強みにする、 高収益な特殊土木企業

株価 3,770円 利回り 3.87% 年間配当 146円 14期連続増配予想 DOE 6%以上目標 自己資本比率 71.5%
94点/100点。高配当株ランキング最上位候補。 累進配当、配当性向50%以上、DOE6%以上目標、 ROE14%、強固な財務、1Q受注高+42.3%まで揃う高品質銘柄。 現在値でも打診可能で、3,500円前後から積極度を上げたい水準です。
目次

投資判断の要点

ライト工業は、 法面・地盤改良・基礎工事・災害復旧などを得意とする 特殊土木企業です。

現在は、 利回り3.87%、 14期連続増配予想、 累進配当、 DOE6%以上目標、 自己資本比率71.5%、 ROE14.04% と、高配当株として非常に強い条件が揃っています。

強み: 連続増配、 累進配当、 DOE6%以上目標、 特殊土木の高い参入障壁、 防災・インフラ更新需要、 大幅なネットキャッシュ、 高ROE。
注意: PBR1.83倍まで評価されており、 以前のような「低PBR建設株」ではありません。 さらに総還元性向100%程度を続けるため、 利益成長の継続が重要になります。
S 94点

配当・財務・業績・還元方針がほぼ全項目で強い

現在の株価水準まで含めても、 高配当株ランキング最上位候補として評価できる内容です。

主要投資指標

株価
3,770円
2026年8月25日終値
配当利回り
3.87%
年間146円
3年平均利回り
約3.76%
現在+0.11pt
予想PER
13.23倍
15倍以下
PBR
1.83倍
建設株では高め
予想配当性向
約51.2%
会社方針どおり
ROE
14.04%
高水準
自己資本比率
71.5%
財務健全

現在利回り3.87%は3年平均を上回る

決算期 年間配当 期末株価 配当利回り
2024年3月期 70円 2,034.7円 3.44%
2025年3月期 100円 2,464.4円 4.06%
2026年3月期 145円 3,837.1円 3.78%
3年平均 3.76%
現在 146円 3,770円 3.87%
3.87% − 3.76% = +0.11ポイント

現在利回りは、 過去3年平均をわずかに上回っています。

極端な割安水準ではありませんが、 高い企業品質を維持したまま 過去平均以上の利回りで買える という点は評価できます。

14期連続増配予想

年間配当推移

25
17/3
35
18/3
38
19/3
41
20/3
50
21/3
54
22/3
61
23/3
70
24/3
100
25/3
145
26/3
146
27/3予
決算期 年間配当 評価
2017年3月期 25円 増配
2018年3月期 35円 増配
2019年3月期 38円 増配
2020年3月期 41円 増配
2021年3月期 50円 増配
2022年3月期 54円 増配
2023年3月期 61円 増配
2024年3月期 70円 増配
2025年3月期 100円 増配
2026年3月期 145円 増配
2027年3月期予想 146円 増配
2026年3月期まで 13期連続増配。 今期146円を達成すれば 14期連続増配となります。
今期の増配幅は1円ですが、 会社は減益予想です。 減益局面でも累進配当を守りながら増配 している点は評価できます。

累進配当+DOE6%以上目標

年間配当 146円
配当方針 累進配当
配当性向 50%以上
DOE目標 6%以上

かなり強い株主還元方針

中期経営計画「Raito 2027」では、

  • 累進配当の継続
  • 連結配当性向50%以上
  • 最終年度DOE6%以上
  • 実質総還元性向100%程度
  • 自己株式取得150億円以上
DOE6%以上 は高配当株の中でも かなり強い水準です。

配当性向51.2%をどう見るか

通常の基準では50%を少し超えますが、 会社自身が 「50%以上」 を還元方針として掲げています。

したがって今回は、 利益悪化によって配当性向が上がったというより、 意図的な株主還元強化 と評価するのが適切です。

最新1Q|利益2桁増+受注高42.3%増

項目 1Q実績 前年同期比
売上高 295.22億円 ▲3.3%
営業利益 33.29億円 +19.5%
経常利益 34.48億円 +22.7%
純利益 22.95億円 +17.4%
受注高 約699億円 +42.3%

売上減でも利益は大幅増

売上高は3.3%減少しましたが、 工事採算改善により 営業利益は19.5%増加しました。

特に強いのが 受注高+42.3% 。 今後の売上につながる 手持ち工事が積み上がっています。
ただし建設会社では、 受注額だけでなく 受注時の採算 も重要です。 受注急増=そのまま利益急増とは限りません。

2027年3月期|会社予想は減益

項目 2026年実績 2027年予想 前期比
売上高 1,392.16億円 1,380億円 ▲0.9%
営業利益 172.01億円 169億円 ▲2.0%
経常利益 177.12億円 173億円 ▲2.3%
純利益 124.87億円 118億円 ▲5.5%
年間配当 145円 146円 +1円
前期が非常に好調だった反動で、 会社計画は減益です。 ただし1Qは利益2桁増、 受注高も大幅増となっています。
現時点では、 通期会社予想には上振れ余地を残している と考えられますが、 まだ上方修正を前提にはしません。

特殊土木という強い事業基盤

法面・斜面対策

崩落・土砂災害を防ぐための法面保護工事を得意とします。

地盤改良

軟弱地盤を改良し、建築物・インフラの安全性を高めます。

基礎工事

構造物を支える基礎施工で専門技術を持っています。

災害復旧

豪雨・地震・土砂災害後の復旧需要を取り込みます。

インフラ補修

老朽化した道路・構造物などの更新需要が続きます。

耐震・防災

国土強靱化や自然災害対策の中長期需要があります。

一般的な建設会社ではなく、 専門技術・施工実績が参入障壁となる特殊土木企業 である点が大きな強みです。

財務は極めて健全

自己資本比率
71.5%
非常に強い
現預金
約265億円
豊富
有利子負債
約17億円
非常に少ない
ROE
14.04%
高水準
経常利益率
約12.7%
建設業で高水準
ネットキャッシュ
大幅プラス
財務余力大
配当性向
約51.2%
方針どおり
総還元
約100%
中計目標
高還元を行いながらネットキャッシュ という点が非常に強いです。
一方で、 総還元性向100%程度を長期間続ければ 現金は徐々に減ります。 今後は 還元額だけでなく利益・FCFの成長 も確認する必要があります。

PERは割安、PBRはプレミアム

PER 13.23倍

利益倍率では 15倍以下という基準を満たしています。

現在株価は利益面で極端に割高ではありません。

PBR 1.83倍

建設株として見ると すでに高めの評価です。

市場は、 高収益・累進配当・DOE6%・ROE14%・自社株買い を一定程度織り込んでいます。
評価は、 「利益倍率では割安、純資産倍率ではやや高い」 という状態です。

2026年10月1日に1株→4株へ分割予定

最低購入額が大きく下がる

3,770円 ÷ 4 = 約942.5円

現在の100株購入額は約37.7万円ですが、 分割後換算では約9.4万円まで低下します。

個人投資家にとって かなり買いやすくなります。
分割前株価 分割後換算
3,770円 約943円
3,650円 約913円
3,500円 約875円
3,250円 約813円
今期配当は、 分割前の中間40円+分割後の期末26.5円 です。 分割前換算では、 期末26.5円×4=106円となるため、 年間146円相当 となります。

重点リスク

公共工事予算

国・自治体の公共工事予算が 受注環境へ影響します。

資材価格

材料価格上昇を工事価格へ転嫁できないと 採算が悪化します。

人件費

建設技能者・技術者不足によって 人件費が上昇する可能性があります。

大型案件

一件の不採算工事でも 利益率が大きく変動する可能性があります。

海外工事

海外プロジェクトでは 為替・政治・施工リスクがあります。

四半期変動

工事完成時期によって 四半期ごとの売上・利益が振れます。

大規模還元

総還元性向100%程度が続けば 現預金が減少します。

PBR1.83倍

以前のような低PBR割安株ではなく、 一定のプレミアムがあります。

受注採算

受注高が増えても、 低採算案件が増えれば利益成長につながりません。

最重要チェック項目: 受注高だけではなく、 受注時採算・完成工事総利益率 を確認すること。 建設株では 「受注が多い=必ず利益も増える」 とは限りません。

総合評価レーダー

配当利回り
9/10
増配・非減配
30/30
財務健全性
20/20
業績・成長性
19/20
割安度
16/20

年間配当146円から逆算した買い水準

3.79% 3,850円 急がない
現在 3.87% 3,770円 打診買い
4.00% 3,650円 買いやすい
4.20% 3,475円 積極買い
4.50% 3,245円 強い買い場
5.00% 2,920円 暴落時好機
購入イメージ: 3,700円台で打診。 3,650円以下なら買いやすい。 3,500円前後から積極度を上げる。 3,250円前後なら かなり強い買い場です。

3段階の分割購入イメージ

① 3,700円台

まず予定投資額の 25~30%程度を打診。 利回り3.9%近辺を確保します。

② 3,500円前後

利回り4.1~4.2%。 企業品質とのバランスが良く、 買い増し優先度を高めたい水準です。

③ 3,250円前後

利回り4.5%近辺。 業績悪化がなければ 積極買い候補です。

最終判断:94点。現在値から打診可能、3,500円前後ならかなり強い。

ライト工業は、 利回り3.87%、 3年平均との差+0.11ポイント、 14期連続増配予想、 累進配当、 連結配当性向50%以上、 DOE6%以上目標、 実質総還元性向100%程度、 自己株式取得150億円以上、 PER13.23倍、 ROE14.04%、 自己資本比率71.5%、 大幅なネットキャッシュ、 1Q営業利益+19.5%、 受注高+42.3%、 という非常に強い条件を持っています。

特に評価したいのは、 「配当・自社株買い・財務・利益成長・事業の参入障壁」 が同時に強いことです。

一方で、 PBR1.83倍、 総還元性向100%程度、 建設資材・人件費、 大型工事採算、 受注採算、 という点には注意が必要です。

したがって、 3,700円台で打診買い、 3,650円以下で追加、 3,500円前後から積極買い、 3,250円前後なら強い買い場 という判断が適しています。

買い方 3,700円台で打診。 3,650円以下で追加。 3,500円前後から積極購入。 3,250円前後なら強い買い場。
継続確認 受注高、 受注採算、 完成工事総利益率、 営業利益率、 146円配当、 DOE、 自社株買い、 ネットキャッシュ。

ランキングでの位置づけ

ライト工業は、 「利回り・増配・累進配当・DOE・財務・業績」 のすべてが高水準で、 今回の評価体系との相性が非常に良い銘柄です。

配当品質

14期連続増配予想。 累進配当+DOE6%以上目標で、 配当政策は最上位級です。

企業品質

自己資本比率71.5%、 ROE14.04%、 大幅なネットキャッシュ。 財務と収益性を両立しています。

現在の買いやすさ

現在利回り3.87%。 PER13倍台で、 3年平均利回りも上回っています。

総合94点。 現時点では高配当株ランキング1位候補 として評価できる内容です。
情報源・前提
  • 株価・PER・PBR:2026年8月25日終値基準
  • 年間配当:2027年3月期会社予想146円相当
  • 3年平均配当利回り:2024年3月期~2026年3月期の年度末利回り単純平均
  • 連続増配:2026年3月期まで13期、2027年3月期予想達成で14期連続
  • 株主還元:累進配当、配当性向50%以上、DOE6%以上目標、実質総還元性向100%程度
  • 最新業績:2027年3月期第1四半期
  • 株式分割:2026年10月1日に1株を4株へ分割予定

Yahoo!ファイナンス 株価・指標 業績・期末株価推移 Yahoo!ファイナンス 配当履歴 ライト工業 資本政策・株主還元方針 2027年3月期 第1四半期決算

本資料は2026年8月25日時点の 株価・会社予想・配当予想等を基に整理しています。 将来の業績・配当・株価上昇を保証するものではありません。 特に受注高、 受注時採算、 完成工事総利益率、 資材価格、 人件費、 大型案件、 海外工事、 年間146円相当の配当、 DOE6%目標、 自社株買い、 総還元性向、 株式分割については 最新の決算・IR資料をご確認ください。
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この記事を書いた人

26歳のメーカー勤務のサラリーマンです。
サイドFIREを目指して6000万の資産形成を目標にしています。
お金・投資の勉強をしており、資産を増やすための知識を蓄えながら、コツコツと
頑張っています!

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